FC東京指揮官に「かなり影響されてます」 田中達也監督が感謝…恩返しへキーマンは?

浦和レッズの田中達也【写真:徳原隆元】
浦和レッズの田中達也【写真:徳原隆元】

浦和の田中達也暫定監督「阿道には常に、点を取れていない部分でも話を」

 浦和レッズの田中達也暫定監督は、5月14日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施した。就任から4連勝と好調なチームのなか、献身的なプレーを続けながらゴールのないFWオナイウ阿道に授けた言葉も明かした。

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 浦和は4月28日にマチェイ・スコルジャ監督の契約解除と田中達也アシスタントコーチの暫定監督就任を発表した。翌4月29日の川崎フロンターレ戦から4連勝を記録し、順位も5位まで浮上。今週末の5月16日には2位のFC東京、22日には3位のFC町田ゼルビアといった上位勢と対戦してJ1百年構想リーグの東地区18試合を終える。

 指揮官は「オフを2日挟んだとはいえ5連戦をやってきていたので、週の頭は回復にもフォーカスしました。トレーニングの流れはマチェイさんのときからそれほど変えたくなかった。選手の体への反応もありますから。少しピッチを広くしたり、ポゼッションでディテールを伝える1週間にしています」と今週の流れを話している。

 そのうえで4試合を踏まえ「ゾーン3に押し込んでから選手のクオリティーを生かそうと話していますが、これからは2位と3位、失点の少ないチームに対し、個人だけでなくグループでどう攻略するのかが次の課題になると思います」とコメントした。

 そこでキープレーヤーになる一人がオナイウだろう。今季途中で加入し、前線でのボールキープなど献身的なプレーを印象に残し、スタメン出場も多いがゴールが生まれていない。一方でFW小森飛絢やFWイサーク・キーセ・テリンといった同じ最前線に入る選手が途中出場からでもゴールしていることもあり、焦りが生まれても不思議のない状況だ。田中監督自身も現役時代は献身性のあるプレーが印象的なストライカーでもあり、そうした面から伝えていることもあると明かした。

「僕だけでなく、チーム全体で阿道の献身性や体の強さを理解しています。前々節(柏レイソル戦)も、攻撃のときにもう少し『9番(センターフォワード)』を見ようという話もハーフタイムにしました。そこが課題である、押し込んだときに勇気を持って中央の一番怖いエリアを攻略していくことが次のステップだと思います。阿道には常に、点を取れていない部分でも話をしていて、僕もFWなので、そういう時間や期間はあるよと。阿道の前線からのプレスやボールを収めるところは引き続きやってほしいと、常に話しています」

 FC東京を率いるのは、現役時代の最後にプレーし、指導者としてのスタートを切ったアルビレックス新潟時代にコーチ、監督だった松橋力蔵監督。対戦に向け「もちろん松橋さん、リキさんと試合をやるのはすごく楽しみです」としたうえで、「自分が指導者になったときの最初の監督で、指導者たるものを教えていただいた。個人的にはすごく楽しみです。選手を信頼するというのを松橋さんに教わったというか、一番近くで見させていただき、かなり影響をされています」と、感謝の思いも込めながら話していた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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