浦和×横浜FMでPK見逃し「一番重い」 VAR介入も判定変えず「現場で正しい判断をできなかった」

JFAの審判委員会が浦和と横浜FM戦での判定シーンを説明
日本サッカー協会(JFA)の審判委員会は5月13日、東京都内でレフェリーブリーフィングを実施した。Jリーグの百年構想リーグ内における事象として、4月25日の浦和レッズと横浜F・マリノスの試合で起こった判定を取り上げ、小屋幸栄レフェリーのジャッジについて「僕らとしては一番重い。彼自身にも考えて欲しい」とコメントした。
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このゲームでは後半36分、浦和がコーナーキックの流れから、PA内でこぼれ球を拾ったFW松尾佑介の足に、横浜FMのMF喜田拓也の足が接触して松尾が転倒した。小屋レフェリーはノーファウルと判断したものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。オンフィールドレビュー(OFR)が行われたが、小屋レフェリーは判定を変えなかった。
佐藤隆治JFA審判マネジャーは、このプレーと判定について「テクニカルはシンプルにPKです。こんなに時間が掛かるのかなという見方になると思う」と話した。その上で、VARルームとの音声も流され、そこでは小屋レフェリーによる「スモールコンタクト」との声があった。一方で、VARとアシスタントVARの間では「ボールには行けていない、足に行っている」という確認の声が聞かれ、オンフィールドレビューを勧めた際の「(接触の)強度も見ました」という主審への通信も入っていた。
佐藤マネジャーは「現場では強さがない(スモールコンタクト)と言っているのが聞こえるので、慎重にチェックしたと思う。浦和の選手がボールをコントロールしているところで、マリノスの選手が(足を)蹴ったとシンプルに考える。もちろん程度はあるが、1つずつ考慮事項を重ねればシンプルにキッキングでPKとすべき。VARの介入は正しい判断だが、残念ながら現場で正しい判断をできなかった。こういうことをゼロにしたい」と話している。
以前、佐藤マネジャーは自身の審判員としての経験から、「誰しも自分の判定は”かわいい”もの」として、オンフィールドレビューのモニターの前に立つ時は「フラットな気持ちで映像を見なさいと伝えている」と話していた。それも踏まえたうえで、一連の判定について「自分で見ていたものとのギャップを埋められなかった。でも、それは僕らとしては一番重い。彼自身にも考えて欲しい」とコメントした。また、小屋レフェリーからは「終わってからちょっと冷静になってみた時に、やっぱり違うように見えた」という言葉もあったという。
このようなメンタル的な要素が大きい部分への改善策として、佐藤マネジャーは「何が起きたかというもの、客観的事実を積み重ねていくことが全てだと思います」とし、判定に関する1つ1つの要素を丁寧に見ていく作業を積み重ねることで、試合中の瞬間的な正しい判断につながるとした。そのうえで「冷静に見る、客観的に見る、自分を俯瞰するのは非常に、口で言うのは簡単ですが、ああいうスタジアムでいろんな圧も受けると思います。その中でもやっていくのが、トップカテゴリーの仕事だと思います」と話していた。


















