過密日程でも余裕…高校では「ほぼ毎日1日2試合」 逸材18歳が疲れを感じさせない理由

町田の徳村楓大【写真:徳原隆元】
町田の徳村楓大【写真:徳原隆元】

町田の徳村楓大「高校で鍛えられたので、大丈夫です。ほぼ毎日1日2試合とか」

 FC町田ゼルビアは、5月13日に行われたJ1百年構想リーグ第12節延期分で東京ヴェルディにPK戦で4-2と勝利し、勝ち点2を上積みした。90分を通して両チームともにゴールを挙げられなかったが、町田の左ウイングバックに入ったMF徳村楓大は切れ味鋭いドリブルで対面したMF内田陽介を苦しめ、チャンスをつくっていった。

【PR】ABEMA de DAZN、2/6開幕『明治安田Jリーグ百年構想リーグ』全試合生配信!毎節厳選6試合は無料!

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で決勝まで勝ち進んだ町田は、公式戦9連戦をこなしている。それでも直近の横浜F・マリノス戦(2-0)とジェフユナイテッド千葉戦(2-0)に続き、3試合連続で完封勝利を収めた。

 徳村はこの3連戦すべてで先発出場を飾っているが、黒田剛監督は「新しい選手で言えば、徳村の奮闘(がある)」と、負傷者が出ているなかでもチームの選手層を厚くしている選手として高卒ルーキーの名前を挙げた。

 そして、徳村を起用するにあたり黒田監督は、守備のやるべきことをしっかりやったうえで、「無難にやるのではなく、とことん勝負しろ。やりたい放題やっていけ」と指示を出していると明かし、自身が考える高卒ルーキーならではの強みを口にした。

「彼は高校を卒業してまだ間もないですけど、やっぱり走力で量をこなせる。高校サッカーは1日に2時間半、3時間練習します。毎日のようにトレーニング、ゲームをする。高校生のうちは、毎日のようにあれくらいの疲労度を持っても回復できる。若いからこそ、これだけの量をこなしながら、スタミナを持ってやれると思っています。彼の度胸、相手が誰でも行くぞという気持ちでやっている」と言い、「あとはシュートの精度、クロスの精度、結果に結びつくようなことが一つ、二つ出てくるとさらに成長してくると思うので、この辺はあたたかく見守っていきながら育てていきたい」と、黒田監督はさらなる期待を込める。

 徳村自身も「何度もゴールに向かうシーンはありましたけれど、決めきれなかったのでしっかり決めきりたいと思います」と言い、GKマテウスに防がれた前半42分の強烈なシュートについて「相手に当たってコースもズレたので。もっと良いコースに打てたら入っていたと思います。ディフレクションがなければ、入っていたかはわかりませんが、ワンチャンもっと良いコースだったかもしれない」と悔しがった。

 この3試合で計260分プレーしている徳村。ミックスゾーンでも疲れを感じさせない表情を見せていたが、「高校で鍛えられたので、大丈夫です。(夏の1か月の遠征では)ほぼ毎日1日2試合とかやっていたので」と、笑顔を見せた。

 神村学園のつながりで言えば、もう一つ刺激になることがあった。RB大宮アルディージャに加入した日髙元が、プロ初ゴールを挙げたのだ。「一緒に組んでいたチームメイトが点を取ったのは、すごく良い刺激です。連絡もしましたが、自分も早く点を決められるようにしたい」と、徳村はプロのピッチで結果を残すことを誓った。

(河合 拓 / Taku Kawai)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング