24年ぶりに日本と再戦 新指揮官が泥沼チームを再建…プレミア優勝の救世主ストライカーに注目|スウェーデン

スウェーデンの攻撃を牽引んするヴィクトル・ギョケレシュ【写真:アフロ】
スウェーデンの攻撃を牽引んするヴィクトル・ギョケレシュ【写真:アフロ】

グレアム・ポッター監督が率いるスウェーデン代表…“救世主”FWヴィクトル・ギョケレシュに注目

 2大会ぶり12度目のワールドカップ(W杯)出場のスウェーデン代表は、欧州予選プレーオフ(PO)の末に世界大会の切符を手にした。ただ同代表の出場権獲得は賛否を呼んでしまった。欧州予選グループステージ(GS)Bでは0勝2分4敗で4か国中最下位と散々な成績だったが、UEFAネーションズリーグの成績上位にPO出場権が得られるレギュレーションによって九死に一生を得た。

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 欧州予選GSでは1勝も挙げられなかったが、1発勝負のPOでは無類の強さを見せた。東欧の強豪ウクライナを3-1で粉砕。続く決勝では世界屈指のストライカーであるスペイン1部バルセロナのFWロベルト・レバンドフスキを擁するポーランド代表を3-2で撃破。2018年ロシア大会以来となる12度目のW杯出場を決めた。

 欧州予選で低迷していたチームが息を吹き返した要因は、新指揮官の手腕が大きかった。昨年10月20日にイングランド人指揮官のグレアム・ポッター監督を招聘した。同氏は2010年に当時スウェーデン4部のエステルスンドの監督に就任し、退任する2018年までに1部昇格、国内カップ戦優勝、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場と結果を残した。その後はブライトン、チェルシー、ウェストハムを率いた。そのためスウェーデン国内事情を理解し、国際舞台の経験も豊富なポッター監督は混迷のチームを救う人材として打ってつけの存在だった。基本に忠実かつ堅実なサッカーでチームを再建し、欧州予選POを突破した。

 そしてスウェーデンの救世主はもう一人いる。W杯出場がかかるPO2試合で4得点と大爆発したイングランド1部アーセナルのFWヴィクトル・ギョケレシュだ。クラブシーンでは初のプレミアリーグ挑戦ながら、36試合14得点1アシストとチーム得点王となる活躍により、22シーズンぶりとなるリーグ制覇に貢献した。ギョケレシュの活躍がなければスウェーデンのW杯出場、アーセナルのリーグ優勝は実現しなかっただろう。打点の高いヘディング、優れたシュート精度、素早い裏抜けといかなる場面でもゴールを狙える強力なストライカーは、チームにとって必要不可欠な存在だ。

 今大会に招集されたメンバーには代表通算56試合16得点のイングランド1部リバプールのFWアレクサンダー・イサクも名を連ねており、得点力の高いアタッカーの爆発が期待されている。ディフェンスラインにはイングランド1部アストン・ビラのEL優勝に貢献したDFビクトル・リンデロフを筆頭に堅実な守備を構築する。

 最高成績は自国開催となった1958年大会の準優勝。1994年アメリカ大会で3位、2018年ロシア大会は8強と、本大会に出場すれば好成績を残してきた。GS敗退は1990年イタリア大会が最後であり、21世紀に入ってから出場したW杯では16強以上に入る勝負強さを見せている。

 FIFAランキング38位のスウェーデンは、オランダ(7位)、日本(18位)、チュニジア(44位)と争うグループFに入った。日本代表とは過去に5試合対戦し、2勝2分1敗と北欧の強豪が勝ち越している。ただ直近の対戦試合は2002年5月25日に東京・旧国立競技場で開催された親善試合(1-1)が最後となる。GS突破をかけた24年ぶりの対決の行方に注目が集まっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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