20億円でプレミア移籍の“絶対的エース” アフリカ予選を首位通過…老将が率いる伏兵|南アフリカ

ヒューゴ・ブルース監督が率いる南アフリカ代表…ライル・フォスターに注目
2010年の自国開催大会後、3大会連続でワールドカップ(W杯)出場を逃していた南アフリカにとって、今大会は4大会ぶり4度目のW杯出場となる。しかし、今大会の出場権を得られたのは、出場国が48か国に増えた恩恵とするのは早計だろう。なぜなら、最終節までもつれる大混戦となったアフリカ予選グループCで、強豪ナイジェリアを抑えて首位通過を果たし、2002年の日韓大会以来となる突破を決めたからだ。
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現在のチームを率いているのは、ヒューゴ・ブルース監督だ。74歳のベルギー人監督は、ベルギーのクラブ・ブルージュやアンデルレヒト、ヘンクといった名門でも監督経験があり、アルジェリアのクラブチームを率いた経験を持ち、2017年にはカメルーン代表を率いてアフリカネーションズカップを制した名将だ。
アフリカ大陸への造詣も深い指揮官は、南アフリカが2021年のアフリカネーションズカップの出場権を逃した直後に代表監督に就任する。就任直後から国内リーグ、選手、監督、運営面のレベルの低さを指摘して、南アフリカのサッカー界に刺激を与えたブルース監督は、代表チームの改革にも着手した。戦術的な規律をもたらすとともに攻撃的なスタイルを採用してチームを建て直し、高齢化していた代表チームで若手を抜擢して育て上げた。
そして、ブルース監督就任から2年後にコートジボワールで開催されたアフリカネーションズカップ2023では、南アフリカは3位に躍進するとともにフェアプレー賞も受賞。就任直後には、あまりにも批判を繰り広げていたため懐疑的に見られていたブルース監督だが、この大会やW杯予選で結果を出したことで関係者からの尊敬を勝ち取った。
直近のモロッコ開催のアフリカネーションズカップ2025では準々決勝でカメルーン代表と対戦し、シュート数、ボール支配率で上回りながらも1-2で敗れてベスト8敗退となったが、あくまでも本番は今夏のW杯と捉えられている。
多くの選手達は、南アフリカの国内リーグでプレーしている。2025年のFIFAクラブW杯での戦いぶりで注目を集めたマメロディ・サンダウンズやオーランド・パイレーツに所属する選手達が中心になる見込みだ。
また、これまでも南アフリカは、FWベニー・マッカーシー、MFスティーブン・ピーナール、DFルーカス・ラデベら、欧州のトップクラブでも活躍する選手を輩出してきた。その系譜に連なるのは、FWライル・フォスター(バーンリー)になるだろう。
プレミアリーグで9番を背負うストライカーは、2023年にベルギー1部KVCウェステルローから移籍する際に南アフリカ人選手として最高額となる1100万ユーロ(約20億円)の移籍金が支払われたと伝えられている。得点力が高く、スピードがあって最終ラインの裏を巧みに取るストライカーが最前線で相手の脅威となるはずだ。
出場国が増えた今大会では、1998年、2002年、2010年と過去3大会続いているグループステージ敗退の歴史を止めたいところ。今大会は32か国が決勝トーナメントに進出することになる。過去2回グループ3位で大会を敗退しているバファナバファナは、本大会で参加国が増えたメリットを享受できるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)


















