元日本代表監督が挑む「5試合目の呪い」 エースはPK職人…41歳レジェンド偉業達成へ|メキシコ

ハビエル・アギーレ監督が率いるメキシコ代表…ラウール・ヒメネスに注目
史上初の3か国開催となる今大会でホスト国の一つとなっているメキシコは、1930年大会の第1回大会で初出場を果たし、今大会で18回目の出場を数える常連国の一つである。これまで1970年大会と1986年大会で2度、単独で開催国を務めており、この2大会におけるベスト8進出が過去最高成績だ。今大会でもグループステージ3試合は、すべて自国で戦えるメリットがあり、史上初のベスト4進出を目指すことになる。
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1994年のアメリカ大会からは7大会連続でベスト16敗退という結果に終わっており、「5試合目に辿り着けない呪い」とも言われた。さらに、前回のカタール大会ではグループステージ敗退という結果に終わり、メキシコ代表史上でも最も苦しい時期を過ごしている。
そんなチームの立て直しが期待されて指揮を任されているのが、元日本代表監督でもあるハビエル・アギーレ監督だ。これまで2002年日韓、2010年南アフリカの2大会でもメキシコ代表の指揮を取っていたアギーレ監督にとって、今回は母国を率いて3度目のワールドカップ(W杯)挑戦となる。
もともとパスワークに定評のあるチームのなかで、アギーレ監督は守備の再構築に取り組んだ。DFセサル・モンテス(ロコモティフ・モスクワ)とDFヨハン・バスケス(ジェノア)のセンターバックコンビを軸に最終ラインを高く設定し、メキシコ人選手の持ち味でもあるモビリティを生かしたプレッシングを生かせるようにしている。
共催国の一つであることから予選が免除されていたメキシコにとって、真剣勝負の場が少なかったのはデメリットだろう。貴重な実戦の場となった昨年6月中旬から7月上旬にかけて行われたCONCACAFゴールドカップでは、決勝でライバルのアメリカを2-1で破って通算10度目の優勝を果たしたのは、明るい材料だ。直近のインターナショナルマッチデーでも、ポルトガルと0-0、ベルギーと1-1で引き分けている。
チームの中心となるのは、このゴールドカップでも初戦、準決勝、決勝という大事な試合でゴールを挙げたFWラウール・ヒメネス(フラム)だ。これまで代表通算125試合出場44ゴール16アシストを記録しているアタッカーは、国内でプレーしている選手が半数以上を占める同国代表のなかでも、貴重な経験を持つ海外組だ。PKの名手としても知られるヒメネスは、今季もここまで公式戦40試合に出場して10ゴール3アシストを記録している。
不安材料となるのは、本来のキャプテンであるMFエドソン・アルバレス(フェネルベフチェ)が足首の負傷から復帰できていないことが挙げられる。W杯に万全の状態で臨むため手術に踏み切り成功したと伝えられているが、シーズン閉幕前に復帰しても冬の移籍市場で加入したMFエンゴロ・カンテらとのポジション争いが待ち受けるため、どれだけ試合勘を取り戻せているかは不透明な状況だ。
また、ゴールドカップでは正ゴールキーパーだったGKルイス・マラゴンの負傷を受けて、3月の代表活動から代表に復帰したベテランのGKギジェルモ・オチョアが同国代表の記録を更新するかも注目される。7月に41歳となるオチョアは2006年のドイツ大会から5大会連続でW杯のピッチに立っており、北中米W杯でもピッチに立てば6大会連続出場の偉業達成となる。
グループステージでは、南アフリカ、韓国、チェコと対戦することになるが、これまでのW杯出場歴は頭一つ抜けている。何より史上初の3度目の開催国となった大会で、前回大会のような失敗は許されないだろう。
今大会後にはW杯5大会連続出場を果たした同国代表のレジェンドでもあるラファエル・マルケス氏の監督就任が内定している。国内での人気も低迷しているメキシコ代表だが、自国開催のW杯では圧倒的なバックアップを受けられる。アギーレ監督には自身にとっても3度目のW杯で過去最高成績を更新して良い形でバトンを引き継ぐことが期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)



















