厳しい横断幕「責任から目を背け自己保身?」 無冠の浦和女子…監督は「受け入れる」

浦和レッズレディースは東京ヴェルディベレーザに2-1で勝利【写真:(C) WE LEAGUE】
浦和レッズレディースは東京ヴェルディベレーザに2-1で勝利【写真:(C) WE LEAGUE】

堀孝史監督「私に対してそういう反応があるのは結果もあり、仕方ない」

 三菱重工浦和レッズレディースは、WEリーグ第21節で日テレ・東京ヴェルディベレーザに1-0で勝利した。約3年半ぶりに埼玉スタジアムで開催したゲームで最多入場者数を集めたものの、ホーム最終戦後のセレモニーでは監督人事など昨季から一連の流れについて、ファン・サポーターから厳しい横断幕も出された。

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 互いに優勝の可能性が消滅して迎えた上位対決だったが、前半9分に浦和はDFエスタ・マイ・キスのロングボールをMF榊原琴乃が頭でつなぎ、FW島田芽依が蹴り込んで先制した。得点ランキングでトップに1ゴール差と迫る一撃でリードしたが、その後はベレーザが押し込む展開になった。それでも浦和は守備の時間が長くなったゲームで逃げ切りに成功し、1-0で勝利した。

 浦和はこれが今季ホーム最終戦で、埼玉スタジアムでの開催は2022-23シーズンのAC長野パルセイロ戦以来の約3年半ぶりだった。1万人の観客動員を目指したゲームで8472人と届かなかったが、クラブの最多入場者数を更新した。チームは今季、リーグ戦の2位フィニッシュが決定。リーグカップではグループステージ(GS)敗退、皇后杯では伊賀FCくノ一(なでしこリーグ1部)に3回戦で敗れ、WEリーグ創設から初めて主要タイトルを全て逃す無冠のシーズンになった。

 試合後には負傷欠場した主将のDF高橋はなと、堀孝史監督が挨拶を行った。その準備をしている間に、昨季まで浦和に在籍したベレーザの楠瀬直木監督、MF塩越柚歩、MF猶本光が浦和のサポーターが集まるゴール裏に向かい挨拶をすると、スタジアムからは大きな拍手が行われた。その後、堀監督の挨拶では一部ブーイングも起こり、高橋の挨拶の最後には大きな拍手があった。

 スタジアムを選手とスタッフが一周する際には、サポーターから「昨季リーグ三連覇を逃し、今季カップ戦GS敗退、皇后杯3回戦敗退、リーグ優勝なし」「2年連続アジアへの挑戦権を逃しても、責任から目を背け自己保身に走るの? SDさん」「SDのパワハラに対する選手たちの社長への直談判。切実な思いを無視した結果、選手は去り、6季ぶりの無冠。適正な経営判断を求む」「結果を出せずサポーターから逃げ続けるSDは浦和に必要なし」と、レディースチームの工藤輝央スポーツダイレクター(SD)へ厳しいメッセージの横断幕が出された。

 浦和は昨季に皇后杯を獲得するなど戦っていたシーズン終盤の3月、AFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)準々決勝での敗退後に楠瀬監督を解任し、1月から強化部門に入っていた堀氏が監督に就任したがリーグ優勝を逃していた。

 堀監督は試合後の会見で、厳しい反応について「私に対してそういう反応があるのは結果もあり、仕方ないと思います。横断幕は見ていないので分かりませんが、皆さんが力を込めて応援してくださるなかで、今の結果の反応は私が受け入れる必要があるのではないかと思います」と話していた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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