CLで起きたハンド疑惑「混乱を招いた」 物議を醸したプレーに海外指摘「ファウルにならないルール」

バイエルン×PSGの試合で疑惑の判定が2つあった
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2レグが5月6日に行われ、ドイツ1部バイエルンが前回王者のフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)をホームに迎えた。試合は1-1の引き分けで終わったが、第1戦で5-4の打ち合いを制していたPSGが、2戦合計6-5で勝ち上がっている。2試合とも名勝負になった一方で、この試合のなかでPSGに2つのハンドがあったのではないかと、議論となっている。
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激しい点の取り合いとなった第1戦の流れを引き継ぐように、第2戦も開始早々に試合が動く。前半3分にPSGがFWウスマン・デンベレのゴールで先制し、2試合合計スコアを6-4とした。ここからバイエルンも反撃に出る。しかし、なかなかゴールは決められなかった。
そうしたなかで前半29分と同31分に『これはハンドなのではないか?』と思わせるシーンが立て続けに起こる。中盤でボールを拾ったDFコンラート・ライマーがドリブルを仕掛けてボールを浮かせた際、PSGのDFヌーノ・メンデスが広げていた右腕に当たった。ハンドとなれば前半8分にすでにイエローカードを受けていたヌーノ・メンデスは、2枚目のイエローが出されて退場もあり得たが、ポルトガル人のジョアン・ピニェイロ主審はノーファウルの判定を下す。
その2分後には、PSGのMFビティーニャがエリア内でクリアしたボールが、MFジョアン・ネベスの腕に当たる。この場面でもピニェイロ主審はプレーを流していた。バイエルンはビンセント・コンパニ監督をはじめ、ベンチの選手達も猛抗議したが、VARの介入もなく判定は覆らなかった。
米スポーツ放送局「ESPN」は、2つのハンドについて報じている。まずメンデスのハンドについて「2枚目のイエローカードを受けて退場になると予想されたが、ピニェイロ主審は逆のチームにFKを与えてPSGが有利になるようにして混乱を招いた」と、直前にライマーにハンドがあったとしてPSGにFKを与えた判定を疑問視する一方で、VARが介入しなかったことには「VARの管轄外のものだったため、介入やレビューはできなかった」としている。だが、この判定については「混乱を招いた。このレベルの大会で、しかもこの段階の審判団には、私たちが目撃したものよりも、もっと優れた試合裁きを見せてほしかった。ライマーにハンドがあったかは私の見た角度からは判断しづらかった。アシスタントレフェリーは、最高の角度から見えていたはずなので、彼のジャッジを信じるべきだろう」と、結論づけている。
英公共放送「BBC」は、この2番目のシーンに関してデール・ジョンソン氏がハンドについて広く知られていないルールがあると解説した。「チームメイトがプレーしたボールが手や腕にあたった場合はハンドにはならない。たとえ腕が体から離れていても、味方が予期しないボールを蹴って手や腕に当たった場合は、ファウルにはならないというルールがある。ビティーニャがボールをクリアした時、ジョアン・ネベスはボールが自分に向かってくると予想できたか? もちろん、意図的なハンドであればこのルールは適用されない可能性があるが、この状況でPKが与えられるとは考えにくい」と、適切なジャッジがされたと説明している。
「ESPN」も2つめの事象については「バイエルンにPKを与えなかったのは、主審の正しい判断だった」と、一般的には決して広く知られていないルールをしっかり適用できていたと評価している。




















