モイーズ監督が活躍に太鼓判 ヤヌザイは往年の名ドリブラー、ワドルの再来

「彼には豊かな才能がある」

 レアル・ソシエダのデイビッド・モイーズ監督は、昨年5月に解任されたマンチェスター・ユナイテッドで主力に抜てきしたベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイの才能に改めて太鼓判を押した。英地元紙「デイリー・テレグラフ」が報じた。

 3日のFA杯4回戦の4部ケンブリッジ戦でヤヌザイは、メンバー外となった。昨年11月8日のクリスタル・パレス戦(1-0勝利)以降、先発での出番から遠ざかっている。ルイス・ファン・ハール監督が採用する3-5-2システムでは、守備の労力が大きいウイングバックで起用されている。だが、不慣れなポジションでのプレーが続き、 指揮官の信頼を手にするには至っていない。

「彼はサイドだろうが、ピッチ中央だろうが、関係なく相手を抜く能力がある。ボールを持った際のクオリティーもある。それを証明する傲慢さも兼ね備えている。アドナンはトッププレーヤーになれる。才能はそこにある。ウイングだろうが、センターフォワードだろうが。クリス・ワドルに重なる部分が多いんだ。彼には豊かな才能があるんだよ」

 モイーズ監督は、1980年代に活躍した名ドリブラー、元イングランド代表FWワドルの氏にたとえ、昨年重用した新鋭の飛躍を祈った。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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