ヤヌザイ、ファン・ハール監督の戦術に苦悩 「自分がプレーするのは難しい」

「僕はウイングバックではない」

 マンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイがルイス・ファン・ハール監督の戦術に苦悩している。英地元紙「ガーディアン」が「ヤヌザイはファン・ハール監督のシステムに苦しんでいると告白」と特集している。

 3日のFA杯4回戦の4部ケンブリッジ戦でヤヌザイはメンバー外となった。昨年11月8日のクリスタル・パレス戦(1-0勝利)以来、先発での出番は遠ざかっている。

 現在3-5-2システムに取り組んでいるファン・ハール監督のチームで、ヤヌザイはウイングバックとして起用されているが、「このシステムは自分がプレーするのは難しい。でも、練習し続けなければいけない。もっと試合に出たいので、毎日の練習で取り組んでいる」と語っている。

 マンUは今季開幕前に、前線にアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアらビッグネームを獲得。その結果、ヤヌザイは今季先発わずか5試合にとどまっている。

 現在取り組んでいる3-5-2のウイングバックは運動量と1対1の守備力を要求される。19歳の若きアタッカーは「僕はウイングバックではない。守備面での貢献を求められるからそれが僕には難しい。僕は本当にディフェンダーではないからね。僕のフットボールをどう進化させるか。僕の大好きなポジションの10番かウインガーか。このチームにはたくさんの選手がいるし、僕は色々な役割を務められる。自分がいかにチャンスをつかみ取るか」と苦悩をにじませている。

 マンUは現在リーグ3位だが、4位サウサンプトン、5位アーセナルとわずか勝ち点差1。ほとんど出番のないヤヌザイにはパリ・サンジェルマンから獲得の打診が届いたが、ファン・ハール監督がこれを固辞したとも報じられている。昨季デイビッド・モイーズ監督に重用されたヤヌザイだが、今季は出番が激減。不慣れなウイングバックで結果を出さなければ、今後“飼い殺し状態”が続く可能性もある。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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