古巣に完敗「もったいなかった」 傾けたスタンドの声…平日夜に4万人超「彼らのためにも」

町田の昌子源【写真:徳原隆元】
町田の昌子源【写真:徳原隆元】

古巣対決となった昌子源「タフなチームにならないと」

 FC町田ゼルビアは3月18日、J1百年構想リーグ第7節で鹿島アントラーズと対戦し、0-3で敗れた。鹿島のFW鈴木優磨が「入りから相手が結構、ふわっふわっとしていた」と振り返った一方で、町田のキャプテンで古巣対決となったDF昌子源も「もったいなかった」と唇を噛んだ。

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 試合の立ち上がりにCKを与え、先制点を奪われた。昌子は、鹿島相手には入りの部分や球際の強さが重要なのは「言わんでもわかる」としたうえで、「結果的に見れば、そこが足りなかったと言われればそうですし、どちらかというと結果論になる」と冷静に振り返る。さらに、開始5分で失点した事実や、自分たちが最初にCKを与えた点にも触れ、「飲み込まれた部分は否めない」と反省を口にした。それでも、「でも」と前を向いた。

 昌子は、ここまでの戦いで積み上げてきた自負と自信は揺らがないと強調する。ACLEで8強入りを決めた実績にも触れながら、「その自信はそう簡単に折れるものではない」と語り、サポーターも含めたチームの“強さ”を信じているとした。そのうえで、「そこをブレることなく、もう一回強さに変える」と、敗戦を糧にする決意を示した。

 さらに、鹿島については「チームとしてリスペクトはしているが、目標にしているわけではない」と前置き。その一方で、したたかに戦う姿勢や勝負どころを共有する力には学ぶべき点があると認める。昨年の天皇杯で町田が鹿島に勝利して以降、鹿島が公式戦で90分負けなしであることにも触れ、「僕らも悔しい敗戦は十分味わっている。まして0-3ですし、この敗戦の重みをしっかりかみしめて次につなげないといけない」と語った。そして、「『あの一戦があったから、そこから負けていない』と言えるようなタフなチームにならないといけない」とし、継続してきた良い部分と反省点をチームで共有し、再び立ち上がる必要性を強調した。

 平日開催にもかかわらず、4万2218人もの観客が国立競技場に集まった一戦。試合後、昌子はサポーターの声に耳を傾けたという。「頑張るしかない。切り替えてね」と自らに言い聞かせながら、拍手を送る人もいれば、不満をぶつける人もいたスタンドの反応を受け止めた。「極力、そういう彼らに耳を傾けようとして近くを歩きました」と明かし、それも平日にもかかわらず応援に駆けつけてくれた証だと受け止める。「次は笑顔で帰ってほしい。彼らのためにも頑張ります」と語り、0-3の敗戦からの再出発を誓った。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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