ティオテ急死、元同僚らが哀悼の意 「家族のためにプレーすることを愛していた」

ブラジルW杯で日本とも対戦、中国2部北京控股の練習中に倒れる

 ニューカッスルなどで活躍した中国2部北京控股の元コートジボワール代表MFシェイク・ティオテが、妻と生まれてくる子どもを残し、30歳という若さで亡くなった。元同僚や監督らサッカー界から悲しみのメッセージが続々と届いている。

 ティオテは5日、チームトレーニングの最中に意識を失い、病院へ緊急搬送された。しかし、回復することなく、そのまま帰らぬ人となった。同選手には2人の女性との間に計3人の子どもがいるが、英紙「デイリー・メール」によればさらに現在のパートナーが妊娠していることが判明。近く出産の予定だったが、父親としてその顔を見ることは叶わなかった。

 突然の訃報に、サッカー界からから悲しみのメッセージが届いている。英公共放送「BBC」のラジオ5のインタビューに応じたのは、かつてトゥエンテ、ニューカッスルでティオテを指導したスティーブ・マクラーレン氏。「彼は勝者。信じられない」と衝撃を受けている。

 マクラーレン氏は「ニューカッスルにいた頃、(セネガル代表FWパピス・)シセとシェイクが笑っていれば世界がOKだと分かっていた」とチームのムードメーカー的存在だったと振り返っている。その様子を「フットボール界で最も美しい笑顔」と表現した。さらにティオテが中国へ移籍した理由は家族を養うためだったとし、家族思いの一面も明かしている。

 

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