選手権スター19歳が「ずば抜けている」 代表OBも脱帽…個人技は「分かっていても止められない」

【専門家の目|太田宏介】富山MF亀田歩夢の個人技弾が話題に

流通経済大柏時代の富山・亀田歩夢【写真:西村尚己/アフロスポーツ】
流通経済大柏時代の富山・亀田歩夢【写真:西村尚己/アフロスポーツ】

 カターレ富山は2月15日のJ2・J3百年講師リーグWEST-Aグループ第2節でカマタマーレ讃岐と対戦し5-1の快勝を収めた。この試合でチームの5点目を決めたMF亀田歩夢の個人技弾は反響を呼び、元日本代表DF太田宏介氏も「分かっていても止められない」と評している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)

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 19歳逸材が圧巻のゴールを決めた。亀田は劇的J2残留を決めた昨季の最終節でも個人技弾で決め、今季も開幕節でPKを沈めていた。そして讃岐戦の後半24分ピッチに入ると、後半41分に魅せる。

 得意の左サイドでFWキム・テヨンからヒールパスを受けた亀田は、エリア内に切り込んでいくとシザースで1人をかわし、さらにもう1人も寄せられるも右足を一閃。ボールはゴール右上隅に決まり、チームの勝利を決定づける一撃を突き刺した。

「プロ前の高校サッカーの頃からやっぱり彼の斜め45度からの仕掛けは、分かっていても止められない。自分のスピードとキレとドリブルしていくコース取りをイメージしているからこそ、常にボールを置く位置もいいですし。ちょっと抜けていますよね」と絶賛している。

 さらにドリブルの種類について、「単なるキレだけではなくて、考えているか見てるか分からないですけど、相手DFの重心を逆手に取るような、あえて食いつかせて剥がすような技術はずば抜けているなと思う。こういうのって感覚でプレーしていると思うから、それを上のカテゴリーでも見たいし、短い時間の中でも一人で完結できる力は、どこのJ1チームもきっとベンチには絶対置いておきたい駒の一つだと思うので。おそらく今いろんなクラブのスカウト網が富山の周りを張ってるでしょうね」と、天性な才能だと解説する。

 亀田は流通経済大柏時代から注目され、最後の選手権でも4得点を挙げた。惜しくも準優勝に終わったが、優秀選手賞に選出された。しかし、鳴り物入りで富山に入った昨季はリーグ戦で9試合の出場にとどまり、最終節で奇跡の残留に貢献も不完全燃焼で終わっていた。

 そして今季は開幕戦でスタメン出場。讃岐戦ではベンチスタートも途中から結果を残したなか、「細かいところで言うと、例えば先発で出て90分戦える選手になっていくためには守備のオーガナイズだったり、単体ではなく組織の中で守ることを覚えていったりとかが必要かなと」と太田氏はさらなる成長に必要な要素にも言及している。

 それでも「とにかくこの長所、ドリブル突破は彼にしかない大きな大きな武器だと思いますし、伸ばしていってほしいなと思いますね。日本代表は昔から左サイドにいい選手がたくさん多い。若い頃の斎藤学のようなイメージを勝手に持っていますけど、もっともっとJリーグのみならず、世界へ羽ばたいていくためには、やっぱり圧倒的な数字、結果をこの百年構想リーグで見せつけてほしいなと思いますね」と、元日本代表の名を挙げつつ期待を寄せている。

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