三浦知良「いい感じで来ている」 得点に沸く報道陣…“カズ効果”に監督「いい影響」

怪我なく紅白戦などほぼフルメニューで参加「まず、ピッチに立つことが大事」
カズに笑顔が戻ってきた。FW三浦知良(58)が加入したJ3の福島ユナイテッドFCは1月20日、静岡・御前崎キャンプを本格始動。カズは1時間半の午前練習から軽快な動きをみせた。JFLのアトレチコ鈴鹿に所属した昨年はシーズン前から怪我に苦しんだが、今年はここまで順調な仕上がり。2月7日の「百年構想リーグ」開幕に向けて「いい感じで来ている」と満足そうに話した。
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キャンプ初日の19日はチームバスの遅れもあって軽く体を動かしただけだったが、この日からは午前と午後の本格的な2部練習がスタート。地元静岡の御殿場は「子どものころ遊びにきたけれど、台風だった」と笑わせて「ピッチコンディションもいいし、ホテルもすばらしい。環境的にはストレスなくやれている」と充実ぶりを口にした。
昨年の開幕前は自主トレから保有権を持つ横浜FCのキャンプに参加したが、怪我もあって満足な練習できないままシーズンを迎えた。今年は自主トレから予定通りに練習を消化。シーズン開幕後も別メニュー調整だった昨年に対し、今年は10日のチーム合流から紅白戦などほぼフルメニューで参加している。

就任3年目の寺田周平監督(50)の目指す「攻撃サッカー」も楽しそう。「戦術的にもこれまでとは違うので、チームの基準に近づけるようにやりたい」と意欲をみせながら、選手の距離感を重視し、細かなパスで崩していくテクニカルなサッカーに「僕も攻撃が好きなので」と話した。
もちろん、5年ぶりのJリーグ復帰で試合出場が簡単ではないのも確か。練習の中心となるミニゲームでも見せ場は決して多くない。それでも、ゴール前のこぼれ球に反応して得点を決めれば報道陣が沸き、チームも活気づく。「カズさんのひと声でチームが盛り上がる。いい影響を与えてくれています」と寺田監督も“カズ効果”を口にする。
22日には初の対外試合として静岡産大との練習試合が行われる。寺田監督は「時間は制限があるけれど、怪我人以外は全員出す」と話しており、カズも出場予定。「まず、ピッチに立つことが大事」。プロ41年目、苦しんだ40年目を乗り越えて、開幕への準備は順調に進んでいるようだ。
(荻島弘一/ Hirokazu Ogishima)
荻島弘一
おぎしま・ひろかず/1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者として五輪競技を担当。サッカーは日本リーグ時代からJリーグ発足、日本代表などを取材する。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰。20年に同新聞社を退社。



















