ついに止まった“茨城旋風”「ちょっとプレッシャーに」 初の決勝で力尽く「最後の壁は高かった」

惜しくも準優勝となった鹿島学園【写真:徳原隆元】
惜しくも準優勝となった鹿島学園【写真:徳原隆元】

鹿島学園は神村学園に0-3で敗れた

 第104回全国高校サッカー選手権は1月12日にMUFGスタジアム(国立競技場)で決勝戦が行われ、初優勝を目指した鹿島学園(茨城)は神村学園(鹿児島)に0-3で敗れた。日本サッカー界で“茨城旋風”とも呼ばれた中で挑んだ大会を終え、鈴木雅人監督は「最後の壁は凄い高かった」と、夏のインターハイ王者を相手に屈した試合を振り返った。

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 2025年度の日本サッカー界では、J1を鹿島アントラーズ、J2を水戸ホーリーホック、全日本大学選手権(インカレ)を筑波大学、鹿島アントラーズユースがユース三冠を達成と、茨城県勢が席巻していた。鹿島学園も過去ベスト4入りの実績がある強豪だが、勝ち上がるにつれて注目度も高まった。準決勝後には鈴木監督が「その茨城旋風という言葉がちょっとプレッシャーにもなっていますが、間違いなくその追い風にも乗せてもらっています」と話していた。

 その決勝戦は、夏のインターハイを制した神村学園だったが、前半から苦しい展開になった。背後のスペースを突かれる場面が増え、前半19分には先制を許してしまう。前半31分にはPKの大ピンチをGKプムラピー・スリブンヤコがスーパーセーブでチームを救ったが、前半39分に追加点を許した。後半には数回のチャンスを迎えたものの追撃ゴールとはならず、逆に試合終了間際に3点目を奪われて力尽きた。

 試合後の鈴木監督は「本当に神村学園さんが強かった。率直に、チャンピオンにふさわしいチームだと対戦して思います。(自分たちも)自信をつけ、イキイキと、堂々と勇気を持ちながらプレーできたと思います。ただ、最後の壁は凄い高かった」と勝利した相手を称えた。

 今年度の鹿島学園は、高円宮杯U-18サッカープリンスリーグ関東で1部から2部への降格が決まるなど、必ずしも順風満帆と言える成績ではなかった。それでも、この高校選手権では快進撃を見せた。指揮官は「子供たちに連れてきてもらったというのが率直な気持ちです。自分が思っている以上に子供たちは伸びるんだなと。大会を通してたくましさや人間的にも力をつけて、大人が見ている範囲を超えて伸びてくるこの年代の力がありました。茨城県勢という意味で応援のメッセージが私にも子供たちにも入って、それが力になったと思います」と話していた。

 茨城県勢として1980年度大会の古河一高以来、45大会ぶりの頂点には手が届かなかった。全力を尽くした大会を終えた鈴木監督は「本当に悔しいですが、相手の素晴らしさを認めることも必要なので、学んだことを糧に頑張りたいと思います」と締めくくっていた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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