父は中村憲剛「嫌でも注目される」 異例の注目度で葛藤も…長男・龍剛が選手権で得た経験値

日大藤沢の2年生MF中村龍剛
日大藤沢は第104回全国高校サッカー選手権の準々決勝でインターハイ王者の神村学園(鹿児島)と対戦し1-4で敗れ、国立競技場での準決勝にあと一歩届かなかった。2年生MF中村龍剛は試合後のミックスゾーンで、「単純に神村さんが強かった。その一言ですが、もっともっと自分たちの持てるサッカーを出したかった。それでも全員が120%を出して戦ったと思う」と、悔しさを滲ませて試合を振り返った。
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11年ぶりのベスト8進出を果たした日大藤沢だったが、インターハイ王者の壁は高かった。前半29分にFW倉中悠駕に先制ゴールを決められると、後半も神村学園の9番を抑えられずに4失点を喫した。
中盤で先発した中村は「一瞬のスピードであったり、切り替えの速さだったり、試合の勝負を分ける一瞬のところで差を感じました」と、唇を噛んだ。父が元日本代表MF中村憲剛氏なこともあり、「嫌でも注目される苦しいなかではあったのですが、本当に大好きな3年生たちと日本一を目指そうということで前向きにやれていました。本当にやりきったというのが第一の感想です。まだあと1年、ありがたいことに僕にはあるので、先輩たちの想いも胸に絶対にまたここに帰ってくるために頑張って行こうと思います」と、高校最後の1年への決意を口にした。
苦しかった経験について「お父さんが偉大なサッカー選手であったので、『自分って本当にそういう選手なのかな?』って考えたりもしました」と吐露する。だが、選手権で自分の現在地をしっかり測ることができたと胸を張る。「でも、(岡山)学芸館さんと聖和学園さんと神村さんとやって、気持ちの部分であったり、球際で戦う部分は通用しましたし、『全国を相手に自分ができるのか?』っていう不安もありましたが、通用したところもあったので、また来年、もっともっと強くなって帰ってきたいと思います。一番、差を痛感したのはフィジカルの部分でした。フィジカルは弱いほうなので、そこは1年間で解決したいです」と来年を見据えた。
名門の日大藤沢で2年生ながらに中盤の一角を任される中村だが、レギュラーを掴むまでになったこの1年について、「3年間、本当にスタンド(から見るだけ)で終わる可能性もありましたし、本当にこの1年を振り返って見れば濃密な時間でした。それは3年生のおかげ。野口(慶人)さんとは1年間を通してずっと競争してきたので」と、あらためて3年生への感謝を口にし、「今日、神村さんとできた経験は来年にも生きると思うので、1年間頑張ってよかったなと思っています」と続けた。
2年生で選手権の舞台に立ったからこそ、自分に課すハードルも高くなった。3年間、試合に出られないことも覚悟していた中村は「自分が1年間を通してチームを引っ張る存在になりたいと思いますし、もっと成長してチームを勝たせられる選手になりたいと思います」と、Uvanceとどろきスタジアムのミックスゾーンで新たな誓いを立てた。

















