欧州名門に新たな日本人加入か GK問題に直面…関心を現地報道「獲得すべき理由ある」

アントワープの野澤大志ブランドン【写真:Belga Image/アフロ】
アントワープの野澤大志ブランドン【写真:Belga Image/アフロ】

板倉滉と冨安健洋が所属するアヤックスが、野澤大志ブランドン獲得の可能性

 日本代表DFコンビの板倉滉と冨安健洋が所属するオランダ・エールディビジのアヤックスが、さらなる日本人獲得に動く可能性があるようだ。海外移籍メディア「Football Transfer」が報じている。

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 アヤックスの獲得候補として名前が挙がっているのは、ベルギー・ジュピラー・プロ・リーグのロイヤル・アントワープに所属する日本代表GK野澤大志ブランドンだ。今夏、FC東京からアントワープに加入した野澤は、シーズン途中から正GKとなり、ここまで公式戦12試合に出場している。

 アヤックスOBでもある元オランダ代表FWマルク・オーフェルマルス氏がダイレクター職を務めていたこともあり、今冬または2026-27シーズンに向けて野澤がリストアップされているという。記事では「期限付き移籍中のヴィテツラフ・ヤロシュの退団、さらにレムコ・パスフェールに現役引退の可能性が高まっていることから、アヤックスはGK不足に直面する。アントワープの野澤大志ブランドンの加入により、チームを窮地から救う可能性がある」と、報じている。

 さらに「今シーズン、アヤックスのトップチームはヤロシュとパスフェールがレギュラーを務め、ヤングアヤックスではイェエリ・ヘルケンスとポール・レヴェルソンが正GKを務めている。彼らが来季、トップチームでプレーできるか不明だが、アヤックスは来季に向けて新たなGK獲得に動いていると噂されている」と、正GK探しが行われているとした。

 そして野澤については、「FC東京から100万ユーロ(約1億8000万円)の移籍金で加入した。野澤がGKとして先発に定着してから特にここ数週間のパフォーマンスは3試合無失点と素晴らしく、チーム、そして野澤の結果も良い」としている。

 さらには、「現在の推定移籍金は110万ユーロであり、契約は2029年までとなっている。アントワープは正GKにかなりの移籍金を要求する可能性があり、推定移籍金以上になるだろう。またGK不足という点だけでなく、野澤を獲得すべき理由がある。彼はかつてアヤックスでプレーしたアンドレ・オナナやかつて獲得に動いたマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(現FCバルセロナ)といったGKとプレースタイルが一致する。チームのビルドアップにおいて、第3のセンターバックとして機能して、重要な役割を担えるアヤックスが求める選手だ」と、世界的な名GKを引き合いに出して野澤獲得の意味を強調している。

 アヤックスはこれまで元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールを筆頭に、GKヤスパー・シレッセン、GKマールテン・ステケレンブルフら、名GKを輩出してきた。その系譜に野澤が加わることになれば、日本人GKの世界的な価値も高まりそうだが、移籍が実現することになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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