柏好文が今季限りで現役引退を発表 広島でJ1制覇の功労者…甲府で有終の美

柏好文が今季限りで現役引退へ【写真:フォトレイド/アフロ】
柏好文が今季限りで現役引退へ【写真:フォトレイド/アフロ】

病を乗り越えてピッチ復帰「幸せなキャリアでした」

 ヴァンフォーレ甲府は11月28日、MF柏好文が2025シーズンをもって現役を引退することを正式発表した。現在38歳の柏は山梨県出身で、2025年シーズンから古巣甲府に復帰していた。

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 柏は国士舘大を経て、2010年に甲府でプロキャリアをスタート。2014年にサンフレッチェ広島へ移籍し、2025年から甲府に復帰していた。

 広島ではJ1通算350試合32得点を記録。Jリーグ優勝、ルヴァンカップ制覇など数々のタイトルに貢献し、2015年のチャンピオンシップでは決勝ゴールを挙げるなど、印象的な活躍を見せた。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも通算20試合に出場した。

 キャリア通算ではJリーグ408試合37得点、カップ戦44試合3得点、天皇杯31試合4得点に出場。2025年シーズンは甲府で1試合出場していた。2024年には病を患いながらも復帰を果たしており、引退発表に際し「たくさんの人に恵まれ、幸せなキャリアを送ることができました」と振り返っている。

 柏のコメントは以下のとおり。

「この度、契約満了により、今シーズンをもってプロサッカー選手を引退することになりました。ヴァンフォーレ甲府では、地元である山梨の地でプロとしてキャリアをスタートさせていただき、現役生活の最後にこのクラブで引退できたことを嬉しく思います。

 そして、今年1年は病と闘い、それを乗り越えピッチに戻ったときのスタジアムの歓声や声援は忘れることはありません。改めて故郷でプレー出来た喜び、そしてみなさんの愛情を強く感じました。

 サンフレッチェ広島ではJリーグ制覇、ルヴァンカップ優勝と2度のタイトルを経験させていただきました。優勝したときの感動、チャンピオンシップでのゴール、広島最後の試合での横断幕、この先も忘れることはありません。かけがえのない11年間をありがとうございました。

 この2つのクラブのユニフォームを着てプレーできたことを誇りに思います。たくさんの人に恵まれ幸せなキャリアを送ることができました!16年間本当にありがとうございました」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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