天皇杯決勝で空席目立ち「寂しい数字」 3万1414人…宮本会長「検証する必要がある」

天皇杯決勝の観客数は3万1414人
天皇杯第105回全国サッカー選手権大会の決勝が11月22日に国立競技場で行われ、FC町田ゼルビアが3-1でヴィッセル神戸に勝利して初優勝を果たした。この試合では観客数3万1414人と空席が目立つ一線となり、試合後には日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が「寂しい数字」と現状を見つめた。
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前半立ち上がりの6分、町田が左サイドからクロスを上げると、FW藤尾翔太が頭で合わせて先制に成功。さらに前半32分、FWミチェル・デュークのパスにMF相馬勇紀が抜け出し、最後は冷静に流し込んだ。さらに後半11分、敵陣でボールを受けた藤尾が左足を振り抜きゴール右隅に突き刺した。その後神戸の猛攻を1点に収めた町田がクラブ史上初となる天皇杯優勝を果たした。
この試合は序盤から空席が目立ち、SNSでも「国立ガラガラ」がトレンド入りするなど反響を呼んでいたなか、観客数は3万1414人と発表。宮本会長は「いろんな要因があると思います」と言及した。
「11月に国立の試合も多かったし、準決勝と決勝の間の時間も短かった。関西のチームと関東のチームとの対戦とかあるとは思いますし、いろいろな理由というか、その背景はもう少し深掘りする必要があるかなと思っています。純粋にファンのベースの数とか、そういったものもありますし、深掘りしないと分からないところかなとは思っていますけど、検証する必要があるかなと思っています」
近年の天皇杯決勝では、2022年のヴァンフォーレ甲府-サンフレッチェ広島(4万1894人)、2017年のセレッソ大阪-横浜F・マリノス(4万2029人)などが観客が少なかったことがあったが、それらをも大きく下回る結果となってしまった。
サッカー人気そのものが低下しているなどについて、「そこまで深く深刻には捉えてない」としつつも、「天皇杯の決勝がやっぱり3万人ちょっとというのは、寂しい数字ではないかなと思いますし、繰り返しになりますけどその要因というのをしっかり調べなきゃいけないなと思っています」と来年の大会に向けて改善を誓った。
(FOOTBALL ZONE編集部)













