驚異の9戦11発…日本人FWが「解き放たれた」 前半ハットの無双状態に現地喝采「最下位チームを粉砕」

日本代表FW上田綺世が圧巻のパフォーマンス
オランダ1部フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世は、現地時間10月19日に行われたエールディビジ第9節ヘラクレス戦でハットトリックを達成し、チームを大勝に導いた。現地メディア「sportnieuws」は「解き放たれたアヤセ・ウエダ」と称賛し、チームが「ドラマティックな最下位チームを粉砕した」と報じている。
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ロビン・ファン・ペルシ監督率いるチームは、DF渡辺剛が負傷で欠場するハンデを負っていた。渡辺は「守備における重要かつ信頼できる駒」であったため、守備陣には普段左サイドバックを務めるヒス・スマルがセンターバックとして起用された。しかし、試合は序盤から一方的な展開となった。
試合はヘラクレスの「奇妙なミス」から早々に動いた。DFアレク・ファン・ホーレンベークが同僚のMFアジディン・フルスティッチへ「ひどいパス」を送り、自らも連係ミスを犯した。このボールを「貪欲なアヤセ・ウエダが足元に収め、今季9点目を簡単に蹴り込んだ」と、守備陣の混乱を突いた先制点だったと伝えている。
このゴールは「フェイエノールトによる完全な圧勝劇の狼煙となった」。ヘラクレスはロッテルダムの強豪に対し何もできず、完全に崩壊した。前半だけでスコアは4-0となり、そのうち3得点を上田が記録。上田は前半だけでハットトリックを達成し、今季のゴール数を11に伸ばした。
ファン・ペルシー監督は前半、3-0のリード場面で「注目すべき交代」を行った。若きDFリードが早々にイエローカードを受け、相手選手と口論を続けていたため、指揮官は「彼を保護するために」交代させた。一方、前半のヒーローとなった上田は、ハーフタイム明けにベンチへと退いた。
後半に入るとスタジアムは「諦めの雰囲気」に包まれた。フェイエノールトは攻撃の手を緩めず、セム・ステインが5-0となるゴールを決めると、ハジ・ムサも見事な方法で6-0とした。試合終了10分前には、途中出場のゴンサロ・ボルジェスが7点目を記録。これには「ヘラクレスファンさえも皮肉を込めて歓声を上げていた」という。
フェイエノールトはさらに点差を広げることもできたが、最後は落ち着いて試合を終えた。記事は「まるでトレーニングのシュート練習のようだった」と試合を総括。チームは木曜日に控えるヨーロッパリーグのパナシナイコス戦に向け、問題なく弾みをつけたと締めくくっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















