欧州組22歳「選ばれるかというと難しい」 日本代表に危機感…失点は「距離感の問題」

左CBでスタメン出場した鈴木淳之介【写真:徳原隆元】
左CBでスタメン出場した鈴木淳之介【写真:徳原隆元】

鈴木淳之介は「1個1個のプレーが勝敗につながる」と守備の課題を口にした

 日本代表は10月10日、パナソニックスタジアム吹田で行われた国際親善試合でパラグアイ代表と対戦し、2-2で引き分けた。最終ラインの一角として抜擢されたDF鈴木淳之介は試合後、「2失点していますし、勝ち切れなかったのは悔しい」と語り、この一戦を総括した。

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 日本は3バックシステムを採用し、鈴木はDF渡辺剛、DF瀬古歩夢と共に最終ラインを形成。立ち上がりから互角の展開が続いたが、前半21分、最終ラインの背後を突かれる形で相手FWミゲル・アルミロンに先制点を奪われた。日本は5分後にFW小川航基のゴールで追いつくも、後半19分にはMFディエゴ・ゴメスにヘディングシュートを決められ、再び勝ち越しを許す。試合終了間際、FW上田綺世の劇的な同点ゴールで敗戦は免れたものの、課題の残る一戦となった。

 2失点を喫した守備について、鈴木は「ロングボールの対応だったり、競り合いだったり、自分のところですり抜けられて、カウンターもありましたし、そういう1個1個のプレーがディフェンダーとしてはやっぱり勝敗につながっていくと思う」と個人の課題を挙げた。特に1失点目に関しては「距離感の問題だと思うんで、そういう1メートルのこだわりとか、その辺は頑張ってやってかなきゃいけない」と、細部へのこだわりを突き詰める必要性を口にした。

 一方で、南米の強豪との対戦は大きな収穫にもなったようだ。「ヨーロッパとはまた違うような、雰囲気の相手だったので、球際だったり、タックルの深さだったり」と、普段とは異なる強度を体感。「こういう相手とやれるのは幸せなことなんで本当に楽しかったですし、継続していきたいなと思いました」と語り、得られた経験を次につなげることを誓った。自身のプレーには「悪くはないと思いますけど、選ばれるかというと難しい」と厳しい評価を下しつつ、「上積みしていきたい」と代表定着へ意欲を示した。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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