日本人に続く苦境「獲得した意味は?」 1か月以上出場なしに現地「絶望的な状況になってしまった」

今夏セルティックに移籍したFW山田新
スコットランド1部セルティックのFW山田新が1か月以上も出番から遠ざかっている。現地メディアでは「芝刈りをしているも同然」「獲得した意味は何だったのか」といった意見が報じられている。
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山田は2024年シーズン、川崎フロンターレでJ1リーグ38試合に出場し、日本人選手最多タイの19得点を挙げた。今季は21試合で2得点と調子を落としていたが、シーズン途中にセルティックへ完全移籍し、欧州リーグへと挑戦した。
そうしたなかで、新天地ではここまで公式戦5試合に出場するも無得点。先発起用はリーグ戦での1試合のみで、このところはメンバー外が続いている。UEFAヨーロッパリーグでは登録メンバーからも外れ、最後にピッチに立ったのは8月31日に行われたリーグ第4節のレンジャーズ戦(0-0)。すでに1か月以上も前のことだ。
クラブOBで、解説者のクリス・サットン氏はセルティック専門ニュースサイト「67 Hail Hail」で「ミシェル=アンジェ・バリクウィシャに何が起きているのかは誰も知らないし、山田新はレノックスタウン(セルティックの練習場)で芝刈りをしているも同然だ」と出番の限られているこの夏の新戦力2人について言及していた。
スコットランド紙「デイリー・レコード」は「なぜ移籍市場でこれほど絶望的な状況になってしまったのか?」と夏の移籍市場で効果的な補強ができなかったことを取り上げ、そのなかで「山田新、稲村隼翔、ジャマイ・シンプソン=プーシーを獲得した意味は何だったのか?」と山田や稲村が象徴的な存在として名指しされていた。
夏の移籍市場での失敗に、チャンピオンズリーグでの予選敗退も重なり、クラブに対する批判も強まっているセルティック。混乱のなかで山田は厳しい立場に置かれているが、ここからポジションを奪取することができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)












