モウリーニョ監督が自ら暴露? チェルシー最大の弱点とは

先発とサブの大幅な実力差が問題に

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督はチーム最大の弱点が先発とサブの実力差にあると指摘している。英地元紙「インディペンデント」が報じている。

 チェルシーは24日にFA杯4回戦でブラッドフォードと対戦し、2-4と敗戦。3部のクラブに対し、2点リードしながらも衝撃のジャイアントキリングを許してしまった。

 20日に行われたリーグ杯準決勝1戦のリバプール戦の先発メンバーを9人入れ替えて格下との一戦に臨んだモウリーニョ監督はチームの問題点について触れた。

 「このことについて、私は多くを語りたくはないが、なぜ今までほとんどの試合で同じメンバーが起用されているのかは想像に難しくないはずだ。私は、現在のチームに多くの変化を組み込むことはしない。パフォーマンスの安定性を維持することに努めなければならないからだ。これで少しは言いたいことがわかってくれたかい?」

 普段選手を擁護するポルトガル人指揮官だが、遠回しにジャイアントキリングを許したサブメンバーの力量に対する不満を示唆した。

チェルシーは今季UEFAのファイナルシャル・フェア・プレーの規則を遵守。クラブ収益に見合った補強政策を続けており、現時点では今冬の移籍市場への積極的な参入を控えている。だが、ドイツ代表FWアンドレ・シュールレ、エジプト代表FWモハメド・サラーという余剰戦力の買い手が見つかり次第、チーム強化に踏み切る方針であるという。

 ブラッドフォード戦では2-0でリードしながらも、そこからまさかの4失点。今季4冠を期待されていながらあっけなく大会を去ることとなった。元日に行われたリーグ第20節のトットナム戦でも3-5の大量失点負けを喫すなど、時折見せる不安定さが現在の大きな懸念材料となっている。

 若き才能の集うチーム編成に着手したモウリーニョ監督だが、経験不足による不安定さを軽減させるため、先発とサブの戦力差を補強で埋めることに解決の糸口を見出しているのかもしれない。

【了】

 

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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