開幕3試合で電撃解任 今年7月に新監督就任も…昨季2位の独名門が決断「成功できないことを示した」

エリック・テン・ハフ監督の解任が決定した【写真:ロイター】
エリック・テン・ハフ監督の解任が決定した【写真:ロイター】

シャビ・アロンソ監督の後を継いだテン・ハフ監督

 ドイツ・ブンデスリーガのレバークーゼンは9月1日、エリック・テン・ハフ監督との契約を即時解除したと公式発表した。当面のトレーニング業務はアシスタントコーチ陣が引き継ぐという。

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 レバークーゼンは2023-24シーズンにシャビ・アロンソ監督の下、リーグ制覇を成し遂げ、24-25シーズンもバイエルンに次ぐ2位でフィニッシュ。シャビ・アロンソ監督がレアル・マドリードの指揮官に就任したなかで、後を継いだのがテン・ハフ監督。しかし、DFBポカール1回戦、リーグ開幕2試合を終えて契約解除の運びとなった。直近のリーグ第2節ブレーメン戦では、数的有利ながらも3-3のドローに終わっていた。

 クラブのスポーツ部門CEOであるシモン・ロルフェス氏は、「この決断は決して容易ではありませんでした。誰もが望んだ一歩ではありません。しかし、ここ数週間の状況から、この体制では新たで成功するチームを築くことができないことを示しました。我々はチームのクオリティを強く信じています。新たな体制で今後の発展に向けて全力を尽くします」と監督交代に踏み切った理由を説明した。

 さらに、最高経営責任者(CEO)のフェルナンド・カロ氏も「シーズン序盤での別れは痛みを伴うが、我々にとって必要な決断でした。我々の目標は依然として掲げたシーズン目標の達成です。そのためには、ライセンス部門全体を含め、あらゆるレベルで最高の条件を整える必要があります。今は、その条件を再び完全に整備し、最大限に活用することが重要です」と述べ、クラブの方針転換の必要性を強調した。

 テン・ハフ氏は今夏にレバークーゼンの指揮官に就任したばかり。それ以前はマンチェスター・ユナイテッドやアヤックスなどで監督を務めていた。わずか数か月での退任となったが、クラブは今後、新体制での巻き返しを図る構えだ。

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