22歳日本人の一撃は「ワールドクラス」 実況も大興奮の一撃…指揮官が称賛「見たことがない」

松木玖生がノリッジ戦で初ゴールを決めた
8月26日に行われたカラバオカップ2回戦で、イングランド2部サウサンプトンはノリッジ・シティと対戦して3-0で勝利した。この試合に途中出場した22歳のMF松木玖生は、出場から18分後に勝利を決定づける3点目を記録して結果を残した。試合後、サウサンプトンを率いる32歳のウィリアム・スティル監督は、松木のゴールを「ワールドクラス」と絶賛した。地元紙「Daily Echo」が伝えている。
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松木の所属するサウサンプトンは、同じ2部のノリッジ・シティと対戦した。前半42分にFWキャメロン・アーチャーのゴールで先制したサウサンプトンは、後半17分にもMFライアン・フレーザーのゴールでリードを広げた。
このゴールの直後にピッチへと送り出された松木は、後半36分にMFマス・ローアスリウからパスを受けると、右から中央へボールを運び、ペナルティエリア前から左足でミドルシュートをゴール右上に叩き込んだ。スティル監督は「ワールドクラスだった。私たちは彼らを広げて、セカンドボールを拾い、前進するスペースを作り出していた。練習でも見たことがないようなものだったから、みんなが驚いたと思うよ。彼自身も含めてね。でも、本当にうまく当てたし、私たちが欲しかったものだ」と驚きの様子を見せながら松木を称賛した。
スタッド・ランス時代には日本代表MF伊東純也やMF中村敬斗も指導した監督は、「(松木には)仕掛けてほしいし、シュートを打たなければ、点は取れない。彼は何者かになろうとしてる。まだこのレベルでのプレー経験は、それほどないけれどね。プレシーズンのスタートから加わって、たくさんのエネルギーに満ちいている。どうすればうまくいくか、まだ試している段階だし、言葉の壁もある」と、スーパーゴールを見せた松木について、まだチームに溶け込んでいる最中だと釘を刺した。
この試合でも松木がボールを呼び込む場面が多く見られたが、ボールを受けられないことも少なくなかった。「簡単なことではないけれど、それが必要なことだ。選手たちには正しいエリアでボールを受けてほしい。常にパスを出せるわけではない。必要に応じて背後を狙えることを示せたのは良かった。60分から65分からは、それができたと思う。それを示すゴールも奪えたし、良かったよ」と、手応えを口にしている。
ここまで出場した公式戦3試合はすべて途中出場となっていた松木だが、このゴールをきっかけに出場機会の増加や先発出場とチャンスを増やすことができるだろうか。



















