ヘント久保が鮮やか左足シュートでゴールも… 敵地オーステン戦3-4敗戦、優勝は厳しい状況に

久保が左足ダイレクトでネットに突き刺す

 ところが、ヘントはこのリードをまたしても維持できなかった。同20分、右サイドから上がったクロスはDFに当たってコースが変わったが、ニアサイドに浮いたボールに飛び出したGKカリニッチと入れ替わるように相手FWマルシックにヘディングシュートを決められ、2-2と追いつかれてしまった。

 さらに同26分、バイタルエリアでマルシックにタメを作られると、右サイドから上がってきたMFベリエールに左足で巻くシュートを決められて2-3と逆転を許してしまった。続く同33分には、相手CKのこぼれ球に対しヘントDF陣がオフサイドをアピールしてプレーを止めてしまった。最初のシュートはGKカリニッチのスーパーセーブで凌いだが、最後はDFロゼナルに押し込まれた。

 その苦しいムードに久保が魅せた。直後の同35分、中盤で相手にユニフォームを引っ張られながらもキープした久保は左サイドにボールを展開。そのまま前方へ走り込み、マイナスのパスを左足ダイレクトで合わせると、ボールはファーサイドのネットに突き刺さった。これで久保は、ヘントで14試合9ゴールとなった。

 しかし、同点までは至らずにヘントは3-4で敗戦。堅守を武器に優勝プレーオフまで勝ち上がったヘントだが、今季初の4失点で敗れた。今節が未消化の首位アンデルレヒトとは勝ち点5差で、今節のゲームを終えた2位クラブ・ブルージュとは勝ち点4差と、残り3試合での状況はかなり厳しくなってしまった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

 

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