「ずっと注目され続ける選手に…」 15歳久保がトップデビュー戦で見せた挑戦心と覚悟

後半21分からトップ下で途中出場 「正直楽しかったです」

 FC東京U-18のFW久保建英は3日、ルヴァン杯グループステージ第4節の北海道コンサドーレ札幌戦に後半21分から途中出場。15歳にしてトップデビューを果たしたレフティーは、試合後のインタビューで「正直楽しかったです」と振り返る一方、「ずっと注目され続ける選手になりたい」とさらなる飛躍を誓っていた。

「スタジアムに入る時は少し緊張しました」という久保に、待望の瞬間が訪れたのは後半21分。ジャージを脱いだ背番号「41」がタッチライン際に立つと、味の素スタジアムにはこの日最大の歓声が沸き起こった。前半31分に先制点を決めたFW永井謙佑に代わってピッチに入り、トップデビューを飾った。

 トップ下に配置された久保はファーストタッチでシュートを狙うなど、積極的な姿勢を示す。さらに高い位置でトラップした際に一瞬で相手をかわす“らしい”テクニックも早速披露するなど、硬さを感じさせない堂々としたプレーを見せていた。

「自分が入る前からずっと攻め試合だったので、楽にボールも受けられていたし、正直楽しかったです」

 同39分には久保が敵陣でボールを受けると、瞬時に反転してドリブル突破。対峙した相手DF進藤亮佑がたまらず倒してしまいFKを獲得すると、このFKのキッカーを久保自身が務める。強烈な左足のシュートで直接ゴールを狙うとボールはわずかにバーを越え、会場に大きなどよめきを呼び込んだ。

 

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