28歳日本人売却決まらず「大きな試練に直面」 ”資金繰り”を現地指摘「クラブを去らなければ」

ボルシアMGのDF板倉滉は契約が残り1年
ドイツ1部ボルシアMGのDF板倉滉は移籍の噂が浮上しているなかで、新シーズンに向けたトレーニングに合流した。現地メディアは、契約が残り1年となった板倉についてクラブの事情的には今夏の移籍は免れないとの見解を示している。
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28歳の板倉は2022年からボルシアMGの主力選手として活躍。評価を高めており、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンの補強ターゲットとして名前があがるなど移籍の噂は絶えない。
しかし、クラブが新シーズンに向けたトレーニングキャンプをスタートさせたなかで板倉の去就については依然として不透明なままだ。本人に2026年6月末までとなっている契約延長の意思はないとも伝えられている一方で、ここまで他クラブとの交渉が進展しているという話は出ていない。
ドイツ地元紙「Der Westen」は「ボルシアMGは今夏に大きな試練に直面している」と選手の去就問題について触れている。クラブは若手選手の育成や、補強してきた選手を育てて売るというサイクルでチームを回してきたが、今夏は選手の売却に苦戦しているという。これにより、財政面の問題が浮上しているようだ。
その点について同紙は「昨季終盤から好調だった板倉を売却して資金繰りを良くすることは明らかだったが、この日本人はチームに合流した。今季限りで契約満了となるが、延長の見通しは立っていない。緊急に必要になる資金を確保するためにも、板倉はクラブを去らなければならない」と伝えている。ボルシアMGとしては人気銘柄となっていた板倉の放出を前提に計画していたようだが、買い手が見つからない想定外の状況となっているようだ。
記事では「才能ある選手を獲得し、売却して利益を得るという『ボルシア流』はもはや機能していない」との指摘も。森保ジャパンのDFリーダーである板倉はこのままボルシアMGで新シーズンの開幕を迎えることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)