ダレン・ベント氏はイングランド代表のストライカー

　イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫はドイツ1部バイエルン・ミュンヘンなどからの関心が伝えられるなか、英衛星放送「スカイ・スポーツ」はクラブとの契約延長に向けて協議が行われると報じた。三笘の“大ファン”を公言する元イングランド代表FWダレン・ベント氏はこの報道に驚きを感じているという。

　三笘は昨季のプレミアリーグで36試合に出場して10得点をマーク。日本人としては同リーグ初の二桁得点を達成した。一昨季は背中の負傷でシーズン終盤戦の欠場を余儀なくされたが、そこから見事に復活を印象付けた。スーパーゴールも多く、強烈なインパクトを残したことでステップアップの移籍の噂は過熱している。

　最近ではバイエルンからの関心が注目を集めているが、「スカイ・スポーツ」は現地時間7月2日にブライトンが三笘が残留する可能性を報じていた。

　こうした報道を受け、元イングランド代表FWのベント氏が英ラジオ「talkSPORT」で三笘の去就問題について言及。同氏は「私は彼の大ファン」と明かしたうえで「彼はブライトンにとって素晴らしい選手。まだ28歳だし、世界最高のクラブの一つであるバイエルンを断って残留するのであれば衝撃だよ」と語っていた。

　ベント氏は「私なら移籍する」と自分が三笘の立場であればUEFAチャンピオンズリーグでの成功も狙えるバイエルンへの移籍は迷わないとも話していた。残留の可能性を伝える報道が出たとはいえ、国内のビッグクラブからの関心も集めており、今後の状況はまだ読めなさそうだ。