異例事態…代表級主力のライバル移籍続出に「まじか」 監督交代から続く混乱に「予想外すぎる」

猶本光が日テレ・東京Vに移籍
三菱重工浦和レッズレディースは、6月30日に元なでしこジャパン(日本女子代表)MF猶本光の移籍先が日テレ・東京ヴェルディベレーザに決まったと発表した。先日発表のMF塩越柚歩に続き、主力の代表級選手がライバルクラブに2人流出する異例の事態になった。
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福岡県出身の猶本は2012年の高校卒業のタイミングで福岡J・アンクラスから浦和へ加入。初年度に日本で開催されたU-20女子ワールドカップ(W杯)の主力としてプレーし、一躍脚光を浴びた。18年から19年にかけてドイツでプレーし、浦和に復帰してプレー。23年にフル代表で初の主要大会となる女子W杯に出場してゴールするなど活躍を見せたが、24年1月に膝の前十字靭帯損傷の大きな怪我を負い、昨季中に復帰するも本格的な復調はこれからと見込まれていた。
その猶本は、先日に浦和が発表したチームを離脱する5選手の中に含まれ、コメントは移籍先の決定後に発表とされていたが、この日にベレーザへの移籍が発表された。猶本は浦和を通じ、以下のコメントを発表している。
「高校卒業後、そしてドイツから帰国してからも長くお世話になったクラブを、このたび離れることになりました。
なかなか結果が出ず苦しい時期が何年も続いたレッズレディースが、『強い』と言われるチームにまで成長していく過程を目の当たりにし、その中で一緒に戦えたことは私にとってかけがえのない財産です。みんなで何かを成し遂げたときの喜びと達成感は、これまで感じたことのないほど素晴らしいものでした。そして、ずっと目標にしていた優勝を手にしてもなお、満足はできず、もっと成長を追い求めている自分にも気づかされ、そんな贅沢な感覚を教えてもらえて感謝しています。
一時代を築いたレッズレディースの一員としてその場にいられたことを誇りに思います。
ピッチに花が咲くように、みんなの笑顔が広がる輪の中にいられることが幸せでした。輝くみんなの笑顔は、胸に刻まれた星とともにこれからもずっと残り続けます。
サポーターのみなさんの前で、たくさんの声援を受けながらプレーできたことは、本当に幸せな瞬間でした!どんな時も選手たちを応援し、励まし、支えてくれてありがとうございました!今は別の道を行くことになりますが、日本にいるのでまたすぐにお会いしましょう」
浦和はリーグ3連覇を目指した昨季途中、女子AFCチャンピオンズリーグ(AWCL)で敗退したタイミングで楠瀬直木監督を解任し、後任には堀孝史氏が就いた。しかし、チームに起こった混乱が収拾しないままリーグ優勝を逃すとオフに入り主力の大量移籍が発生。塩越に続き、長年にわたって浦和の顔でもあった猶本がWEリーグ「3強」の一角で昨季に優勝したライバルクラブに移籍するという異例の事態になっている。」「
この状況にファンからも「まじか」「異常事態以外の何物でも無い」「予想外すぎる」「なかなか凄い移籍」「波乱が起きてる」「ショックすぎる」と、さまざまなコメントが寄せられている。
(FOOTBALL ZONE編集部)