英日本人が「予想外の決断を下した」 出場機会少も…残留希望を現地報道「いいニュースでしかない」

リバプールでプレーする遠藤航【写真:Getty Images】
リバプールでプレーする遠藤航【写真:Getty Images】

遠藤航はリバプールに残留か

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は今季、限られた出番のなかでチームに貢献し、5季ぶりのプレミアリーグ制覇に貢献した。来シーズンも控えの立場からのスタートが予想されるが、現地のジャーナリストのデイビッド・リンチ氏は遠藤が残留を希望しているとその去就についてレポートした。リバプールにとって「いいニュースでしかない」と現地メディアも好意的な反応を示している。

 遠藤はアルネ・スロット監督が就任した新体制で起用されたほとんど試合が途中出場。プレミアリーグでは20試合でピッチに立ったが、先発の機会は優勝が決まった後の第35節チェルシー戦の1試合のみだった。しかし、リードした展開で投入される“クローザー”としての地位を確立し、特にシーズン終盤は重宝され、安定感抜群のプレーは現地でも高く評価された。

 リバプールを取材するジャーナリストのリンチ氏は英メディア「Sport Mole」のYouTubeで、出場機会が限られている遠藤の去就について言及。「数週間前に遠藤に近い人たちと話した。彼はどこにも行かないと思う。彼はチームに残る強い意志を持っている」と来季もリバプールでプレーする可能性が高いとの見立てを明かした。

 同氏はさらに「正直、私はそうなるとは予想していなかった。彼はより多くの試合を求めて移籍を望むものだと思っていたからだ。だが、彼は今いる場所に満足しているようだ。もっとプレーしたいと思っているのは確かだが、来季もリバプールで戦うことを望んでいる。リバプールでプレーする夢を諦めようとはしていない」と語った。

 リンチ氏のコメントを受けて、リバプール専門メディア「Rousing the Kop」は「遠藤は“予想外”の決断を下した」との見出しで遠藤の去就問題を取り上げた。

 リバプールは今夏も新しい守備的MFの補強に動くと再三報じられ、そのたびに遠藤は放出候補とも言われてきたが、同メディアは「遠藤がアンフィールドに残ることを望むのは、リバプールにとってはいいニュースでしかない」と、経験豊富で常に献身的な遠藤の存在はチームにとって大きなプレス材料になると伝えていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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