日本人MFに頼れる相棒!? 移籍金47.6億円も「バーゲン」…候補を現地報道「不可欠になる」

田中碧の相棒候補を英メディア報道【写真:Getty Images】
田中碧の相棒候補を英メディア報道【写真:Getty Images】

リーズMF田中碧の相棒候補をリストアップ

 昨シーズン、チャンピオンシップ(英2部)を制してプレミアリーグ昇格を果たしたリーズは、新シーズンに向けた補強を行っている。1部残留に向けて中盤の補強もポイントに挙がるなか、英メディア「FOOTBALL FAN CAST」では、「田中と組めば無双」となるMF獲得に乗り出していると報じた。

 昨シーズン、ドイツ2部デュッセルドルフからリーズに加入した田中は、公式戦49試合5得点2アシストを記録し、チームのプレミア昇格に大きく貢献。クラブのみならず、英国国内でもシーズン有数の大成功補強と高く評価されるパフォーマンスを見せた。

 世界最高峰のプレミアリーグで戦い抜くために、リーズは夏の補強を行っている。そのなかで中盤にはベルギー1部アンデルレヒトのMFマリオ・ストロエイケンス、フランス1部ストラスブールのMFハビブ・ディアラといった名前が挙がっている。

 記事では、ストラスブール下部組織育ちで現在はトップチームでキャプテンを務める21歳のセネガル代表MFであるディアラの獲得を後押しし、「あれだけの若い年齢で素晴らしいリーダーシップと、クオリティを示している。昨シーズン、ストラスブールの19番はUEFAカンファレンスリーグの出場権を獲得したチームのキープレーヤーだった。30試合に出場して4得点5アシストを記録している」とデータを紹介して「ディアラは万能な中盤の選手であり、6番、8番、10番が必要な時、ハビブ・ディアラはこなせる」とした。

 そして、田中とのコンビを組むことで相乗効果を予想している。「リーズのファンがディアッラの契約で期待できることの一つは、田中碧とコンビを組むことで互いに成長することだ。日本代表選手は昨シーズンのキープレーヤーだった。素晴らしいパフォーマンスを見せていたものの、彼は完ぺきなパートナーを見つけることはできなかった。もしかするとディアラが、その選手になるかもしれない」としている。

 さらに「田中の守備能力を考えれば、ディアッラを前線へ送り出すことを許すことになり、ゴール前の決定的なエリアでインパクトを与えられるだろう。昨季の田中は90分間あたり平均3.97回のタックルを成功し、5.9回のボール回収を見せており、深い位置で相手のプレーを分断する能力を示している。ディアッラは1試合あたり平均1.03のキーパスと、0.31の得点チャンス創出をしている。この数字に加え、昨季のゴール数とアシスト数からもどれだけペナルティエリア周辺で活躍ができるかが分かる」とし、「田中とディアッラのコンビによってリーズのファンが期待できることは大きい。日本のスター選手が、守備の負担が軽減されたストラスブールのキャプテンにパスを活発に送るようになれば、互いにとっても不可欠な存在になるかもしれない」と、名コンビ誕生の可能性を膨らませている。

 ディアッラの移籍金は2400万ポンド(約47億6000万円)になる見込みだというが、この理想のコンビが実現すれば「バーゲン価格」と記事では伝えている。田中の補強で成功を収めたリーズだが、今夏の移籍市場では彼の相棒を見つけられるかが、新シーズンの成功に向けたカギになるかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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