中村敬斗がサッカーを始めたきっかけ「兄がボールを蹴ってて」…近づく憧れの場所「生き残りがかかってる」

自身初のサッカー教室を開催した中村敬斗【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】
自身初のサッカー教室を開催した中村敬斗【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】

中村敬斗が初のサッカー教室を実施した

 今季フランス1部スタッド・ランスでプレーをし、6月の日本代表にも選出されたMF中村敬斗が6月22日に都内でサッカー教室を実施した。実際にピッチで小学生と対戦し、華麗な足技も披露。イベント後に「FOOTBALL ZONE」のインタビューに応じた中村は、初めてだったというサッカー教室について「元気をもらいました。すごく楽しかったです」と振り返った。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真)

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 子供たちも「けいと!」「まだかな?」と待ち望みにしたサッカー教室だった。中村が子供たちの前に登場すると、大きな歓声が上がり拍手で迎え入れられた。この日は、まず質問コーナーが行われ、中村が子供たちからの質問に回答。最後に子供たちと中村が対戦する形式のミニゲームが行われた。

 中村にとってサッカー教室は今回が初めての体験だった。子供たちだけでなく、保護者も声をあげて驚くようなプレーも見せた。イベントを終えて、「ちょっと緊張した」と振り返ったが、いざボールを蹴り始めると、サッカーを楽しむ少年のような表情を見せた。

「初めてサッカー教室をやったんですけど、結構楽しくて。ちょっと緊張したんですけど、子供たちも元気で、すごい自分自身もやりやすかったですし、元気をもらいました。すごい楽しかったです」

 自身の幼少期について話を聞くと、サッカー以外にも水泳や、KUMONなどの習い事をしていたという。そのなかで、サッカーを始めたきっかけは兄の存在があったと明かしてくれた。

「きっかけは、元々兄がボールを蹴ってて。兄はサッカーをもうやっていないんですけど。それで横で真似してボール蹴っていたという感じです」

 別のチームでプレーをする兄の背中を追いながらサッカーを始めたという中村。そこから、高いレベルやプロ入りを目指すきっかけになったというのが、2006年のドイツワールドカップ(W杯)。元ブラジル代表のFWロナウドや、FWロナウジーニョ、今も現役でプレーをするアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)らに刺激を受け、視座が高くなったという。

「2006年のドイツワールドカップを見て、本当にすごいかっこいいなと。ロナウドとかメッシとかロナウジーニョ見て、あと日本代表もそうですし、本当にかっこいいなと思って。それで本気でサッカーで上を目指そうと思いましたね」

 そして、目指す舞台は今も変わらない。来年に控える北中米W杯について、「ワールドカップまで生き残りがかかってるので、それにまず集中して結果を残していきたい。自チームでも代表でも」と語気を強め、W杯出場への決意を話した。

 来季に向けては「来季はどこのチームにいるかわからないですけど、いるところで、結果残して。またチームのためにゴールをたくさん取れたら。アシストも、もうちょっと増やしたいなと思います」と、去就は未定ながらも、数字にこだわる姿勢でW杯出場につなげていくと気持ちを新たにした。

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