長友佑都との時間は「素晴らしい思い出」 浦和と対戦の敵将が回顧…欧州名門でプレー「仲良かった」

キヴ監督は日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマを率いていた
イタリア・セリエA、インテルのクリスティアン・キヴ監督が、現地時間6月21日に米国で開催中のクラブ・ワールドカップ(W杯)の第2戦、浦和レッズ戦の前日会見に臨んだ。浦和のキープレーヤーにMFサミュエル・グスタフソンの名前を挙げ、現役時代のチームメートだった日本代表DF長友佑都との友情も語った。
キヴ監督は現役時代にインテルでプレーした時期に長友とチームメート。昨季は監督として日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマをシーズン途中から率いた。それだけに、長友について問われると「素晴らしい思い出がたくさんあります。彼が今も現役で活躍していて、今も活躍していることをとても嬉しく思っています。代表チームで彼を見たときも、とても嬉しかったです。代表チームでチームメイトだった鈴木彩艶選手とも話をして、お祝いの言葉を贈りました。当時、私たちはとても仲が良かったんです」と、笑顔をを浮かべていた。
インテルは初戦でモンテレイ(メキシコ)と引き分け、浦和はリーベルプレート(アルゼンチン)に敗れた。指揮官は「最も重要なことはいつもと同じです。グループリーグであって、3試合のうち2試合目。突破のためには勝ち点を取らないといけない。基本的なことは、どちらのチームにも同じですね。彼らは敗戦から入り、私たちは引き分けた。残りの勝ち点6を必要としています。全力を尽くして目標に到達しないといけません。それが両チームにとってグループの突破だと思います」と話した。
そして浦和について「日本のサッカーが好きですし、日本のチームが持つ整っていて規律があるところが好きです。戦術的に組織的で整っています。技術的な観点でも、数人のヨーロッパのクラブでの経験を持っている選手がチーム質を高めていると思います。グスタフソンは好きな選手ですし、プレーを映像で研究しましたが、技術的にも、フィジカル的にも彼がキープレーヤーだと思います」と、イタリアでのプレー経験を持ち中盤でタクトを振るうスウェーデンのプレーメーカーを要注意人物に指名していた。
日本サッカーへの好印象を語るキヴ監督は「日本や、日本の文化、そして日本の整ったところや規律が大好きです。私たちは皆、日本からインスピレーションを受けるべきです。いつか日本を訪れたいと思っています」とも話した。浦和は敗戦すればグループリーグでの敗退が決まる。大きな挑戦となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準優勝のビッグクラブとの対戦で、突破への可能性を残すことができるだろうか。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)