主将・鎌田大地「もったいなかった」 攻撃で別格の存在感「試合前に負けることだけはなくそうと」

鎌田大地がキャプテンマークを巻いたスタメン出場
日本代表は6月5日に行われた2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第9節のオーストラリア代表戦に0-1で敗れ、今予選初の黒星を喫した。3月シリーズから14名を入れ替えたなか、イングランド1部クリスタル・パレスに所属するMF鎌田大地は、キャプテンマークを巻いてフル出場を果たした。ピッチ上で司令塔として攻撃をけん引した鎌田は、「最後に失点してしまったのは、もったいなかったと思う」と、終盤に喫した失点での敗戦を悔しがった。
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すでにW杯出場を決めたなかで迎えた一戦。鎌田は試合直後のフラッシュインタビューで「試合前に負けることだけは、とにかくみんなでなくそうと話していて・0-0である程度ボールも保持することができて、なかなか攻撃でチャンスを作るのは難しかったですけど、自分たちがやるべきことはしっかりできていたと思う。その中で最後に失点してしまったのは、すごいもったいなかったと思います」と振り返った。
前半は2列目で出場した鎌田だが、後半には選手交代を受けて、ボランチにも下がってプレーをした。ボランチで意識していたことについて、「ボランチで出た時はシャドーよりもさらにボールにうまく触れたりだとか、より深い位置でボールを受けることが多くなるので、できるだけ後半に関してはタケ(久保建英)やケイト(中村敬斗)をシンプルに使って、彼らの個人技でチャンスを作れていたと思うので、そうしていこうと思っていました」と、途中出場した2人を生かすことを考えていたと明かした。
ゴールを奪えずに敗れた森保ジャパンだが、若い選手たちが持ち味を出す場面もあった。最終予選を常連として戦い、この日も随所に経験値の違いを見せるプレーを披露した鎌田は、新しいメンバーで戦って見えた収穫と課題について、「攻撃面はやっぱり誰が出ても個人のクオリティー、1対1の強さだったり、はがす部分はウインガーの選手は見せられたと思います。ただ、あそこまでいって、最後の最後に良いパスを出すとか、最後のクオリティーはもっと良くできると思うので、そこはチームとしてやっていければと思います」と、若い選手たちで戦ったなかでできたことと、できなかったことを口にした。
(FOOTBALL ZONE編集部)