“黄金世代”が纏った1着は「大胆」で「画期的」 日本サッカー新時代を告げた「機能美」デザイン

ワールドユースとシドニー五輪で着用
森保一監督率いるサッカー日本代表は、2026年北中米ワールドカップ(W杯)の出場権を史上最速で獲得。「FOOTBALL ZONE」では今回、これまで着用した歴代のユニフォームを深掘り。サッカーユニフォーム研究家である「ともさん」に黄金世代のワールドユース(現U-20ワールドカップ)とシドニー五輪時に着用のユニフォームについて語ってもらった。
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フランスW杯終了後、2002年日韓ワールドカップ開催に向けて日本はフィリップ・トルシエ監督を招聘。トルシエ監督はシドニーオリンピックを目指すU-23代表、1999年ワールドユースに出場するU-20代表の指揮も執った
「ユニフォームのテーマは機能美。アディダスジャパンとの単独契約が始まった最初のシーズンは襟付きのアディダスらしさ全開に。ブランドロゴがセンターに配置されたのは当時としては画期的なことだった。袖から脇にかけての大胆な切り返しとパイピングもその後のデザインに継承されるadidasデザインに。小野伸二さんはじめ黄金世代が戦ったワールドユース1999で着用され、選手がホームユニフォームを着てベンチスタッフがアウェーユニフォームを着ているのが印象的だった。A代表では2000年アジアカップ・レバノン大会で着用され優勝。森岡隆三さんの『1、2、3、ダー!』のトロフィーアップのシーンが印象的だった」と、ともさんはユニフォームの印象と思い出を振り返った。
3世代の代表が身に着け、トルシエ・ジャパンを象徴したユニフォーム。ワールドユースでは決勝で惜しくも敗れたが準優勝。シドニー五輪ではアメリカ代表にPK戦の末に敗れてベスト8敗退となった。
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