ブラジル代表の最新メンバー「手堅い構成」 ネイマール選外、好調FWが2年ぶり復帰「楽しみ」

アンチェロッティ監督新体制で初の代表戦へ
ブラジル代表が5月27日、カルロ・アンチェロッティ新監督にとって初陣となるワールドカップ(W杯)南米予選2試合に向けたメンバーを発表した。MFカゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド)やFWアントニー(ベティス)が復帰を果たした一方で、歴代最多得点記録を保持するFWネイマール(サントス)は選外となった。
ブラジルは2026年の北中米W杯に向けた南米予選で現在4位と苦戦を強いられており、3月にドリヴァウ・ジュニオール監督を解任。直近の対戦で敗れた宿敵アルゼンチンがすでに出場を決めているなかで、この状況はサッカー王国として受け入れられないだろう。ブラジルサッカー連盟は5月12日、かねてから噂のあったアンチェロッティ監督の就任を発表した。
6月5日のエクアドル戦が新体制での初陣となり、続いて10日はパラグアイと対戦。イタリア人指揮官はこの2試合に向けてGKアリソン(リバプール)やDFマルキーニョス(パリ・サンジェルマン)、FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)といったこれまでの主力選手を中心に26人のメンバーを招集した。
ネイマールやFWロドリゴ(レアル・マドリード)は負傷のために招集が見送られたなか、SNSでは「手堅いメンバー構成」「アンチェロッティ色の出た選出になってる」「復帰組の方が目立つ招集」「DF陣が薄めに」「心がウキウキする」「どんなサッカーするのか楽しみ」などコメントが寄せられ、今回の招集メンバーに注目が集まっていた。
ブラジル代表は10月と11月のインターナショナルマッチウィークでヨーロッパとアジア遠征を行う予定で、そこで森保一監督率いる日本代表とのテストマッチを行う可能性があると報じられているだけに、新指揮官の手腕にやはり注目が集まりそうだ。
page1 page2