日本人が「奇跡的なプレー」…欧州名門が降格回避 1年目で大活躍、チェルシーなど関心

鈴木彩艶がパルマの1部残留に大きく貢献した【写真:Getty Images】
鈴木彩艶がパルマの1部残留に大きく貢献した【写真:Getty Images】

パルマはアタランタに3-2の逆転勝利で残留確定、GK鈴木彩艶に現地高評価

 イタリア・セリエAは現地時間5月25日に最終節の試合が行われ、日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマはアタランタに3-2の逆転勝利を収めて残留を確定させた。鈴木もイタリアメディアから「少なくとも3つの場面で奇跡的なプレーを見せた」と高評価を受けた。

 このゲームに敗れると降格の可能性があるなかで迎えた一戦で、鈴木は前半26分に至近距離からのシュートをセーブ。その後の前半32分、33分と立て続けのゴールを許してビハインドを背負うも、集中力を切らさずに前半終了間際には得点王を獲得した相手FWマッテオ・レテギのシュートを弾き出した。後半16分にもゴール前のこぼれ球で許した相手のシュートを至近距離で超人的な反応でセーブ。そうして耐えている間に3点を奪ったパルマが逆転勝利を収め、残留を決めた。

 この鈴木の活躍にパルマ専門メディア「パルマ・ライブ」は「7点」の採点を与え「少なくとも3つの場面で奇跡的な活躍を見せた。失点の場面でできることはなかったが、彼がチームを試合のなかに押しとどめたのは1回では済まない。過度のリスクは負わず、常に対応していた」と高評価を与えた。

 また、サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」では、2失点も加味して「6点」の採点ながら「失点した2点については何もできることはなかったが、それ以外は慎重にプレーし、適切なタイミングでの飛び出してチームのピンチを回避した」と評した。

 鈴木は2023年夏に浦和レッズからベルギー1部シント=トロイデンに移籍すると1シーズンのプレーを経て、セリエBからの昇格組であるもののイタリアの伝統クラブであるパルマへ移籍。開幕からレギュラーをつかみ奮闘してきた。来季に向けイングランド・プレミアリーグのチェルシーなどからの関心も伝えられるが、イタリアで1つ大きな実績を手にするシーズンになった。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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