“噛みつき事件”から3年後の直接対決 スアレスとキエッリーニが健闘を讃え合う姿が話題に

 

CLユーベ対バルサ戦で実現したマッチアップ

 現地時間11日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ユベントス対バルセロナの第1戦は、3-0でセリエA王者が先勝した。この試合でユーベの勝利に大きく貢献したのは堅守をけん引し、チームの3点目も奪ったDFジョルジョ・キエッリーニだが、かつて“噛みつき事件”で被害を受けたバルサFWルイス・スアレスと試合中に“ハグ”していたと、スペイン、イタリアの各紙が報じている。

 キエッリーニは2-0で迎えた後半15分、CKから貴重なチーム3点目をゲット。守っても相手の看板3トップ“MSNトリオ”をGKジャンルイジ・ブッフォンらとともに完封し、今もなお世界トップレベルのDFであることを証明した。それと同時に注目が集まっていたのは、ルイス・スアレスとのマッチアップだった。

 2人の間に因縁が生まれたのは、3年前のブラジル・ワールドカップ(W杯)グループステージ第3戦でのこと。イタリア代表DFキエッリーニのマークにイラついたウルグアイ代表FWスアレスは、あろうことかキエッリーニの左肩にガブリと噛みついた。キエッリーニが肩口を見せて抗議する衝撃の事件で、スアレスの悪名が世界中に知れ渡ったのは記憶に新しい。

 ユーベとバルサは2シーズン前のCL決勝で対戦しているものの、この時キエッリーニは負傷していたため欠場していた。そのため今回の対決が、“噛みつき事件”後初のマッチアップとなったが、試合中は両者ともルール内で激しいバトルを繰り広げていた。

 

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