復活弾の香川をドルトムント監督が絶賛 「彼はいつだって期待に応えてくれる」

ベンチ要員から復権を遂げた香川の精神力を、トゥヘル監督が讃える

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は、4日のハンブルガーSV戦に公式戦5試合連続のスタメン出場を果たし、今季リーグ戦初ゴールを含む1ゴール1アシストの活躍で3-0勝利の立役者となった。トーマス・トゥヘル監督は試合後、ベンチ要員から復権した香川のメンタル面の強さを「批判とプレッシャーへの恐ろしいほどの対応力」と称賛している。地元紙「ルール・ナハリヒテン」が報じた。

 4-2-3-1システムのトップ下に入った香川は、前半から卓越したテクニックを披露。前半13分にMFカストロが直接FKから決めた先制点も、香川のヒールパスからモルが中央突破した流れからファウルを受けて得たFKだった。

 同27分には、FWオーバメヤンへヒールパスを通して相手GKと1対1になる決定機を演出。前半からピッチ上で躍動していた香川に歓喜の瞬間が訪れたのは、後半36分のことだった。左サイドを猛スピードで駆け上がったオーバメヤンからのクロスに右足で合わせて、今季リーグ戦での初ゴールをゲット。さらに試合終了間際には、この日再三にわたって香川のラストパスを外してきたオーバメヤンのゴールをアシストした。

 終わってみればホームで3-0と完勝した試合後、ドルトムントを率いるトゥヘル監督には報道陣からこんな質問が寄せられた。

「香川真司はここまで簡単なシーズンを送っていなかった。最近の達成には、どの程度満足しているのでしょうか?」

 

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