JリーグがJ3藤枝MYFCの54歳守護神シジマールの選手登録を発表! カズの最年長記録更新なるか

柏移籍の細貝、G大阪のパトリックも登録

 Jリーグは31日に登録選手追加・変更・抹消を発表した。ドイツ2部シュツットガルトから柏レイソルに電撃復帰したMF細貝萌、2015年にG大阪の3冠獲得に大きく貢献したFWパトリックらとともに、J3の藤枝MYFCでは、かつてJリーグ草創期を沸かせた54歳のブラジル人GKシジマールが追加登録された。「クモ男」と呼ばれた伝説的守護神は衝撃の現役復帰を果たしている。

 3月31日はJリーグの今シーズン第1登録期間の締め切りで、多くのクラブが選手登録に踏み切った。国内復帰を決めた細貝、そして昨秋に右膝前十字靭帯損傷と右膝外側半月板損傷の重傷を負い、今季はG大阪が登録を見送っていたパトリックも回復を見込んで選手として登録された。その中で驚きとなったのはシジマールだ。

 藤枝は今季GKを3人体制でシーズン開幕を迎えたものの、GKに負傷者が出たため2人体制となった。そこで第3GKを確保する必要性が生まれたため、現在同クラブでGKコーチを務めているシジマールの現役復帰が決まった。

 シジマールは1993年に清水に入団し、95年途中まで正守護神を務め、その俊敏なセービングと「クモ男」のニックネームで一躍有名になった。93年に樹立した731分間連続無失点は、現在もJ1リーグ戦の最長記録として残っている。今年の6月13日に55歳の誕生日を迎えるシジマールに出場機会が訪れるなら、横浜FCのFW三浦和良が現在持つ最年長出場記録を大幅に更新する可能性もある。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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