「どんな状況であろうと…」 タイ戦圧巻弾で復権の香川が苦境の本田と長友に向けた猛ゲキとは

かつて世界一を誓い合った盟友コンビに奮起促す

 日本代表MF香川真司はロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の本拠地タイ戦で約9カ月ぶりとなるゴールを決めた。ドルトムントで3試合連続先発出場と調子を上げていたなかでの活躍に一安心の様子だが、ハリルジャパンの背番号10は日本代表を長年牽引してきたACミランFW本田圭佑、インテルDF長友佑都という苦境の盟友に「どんな状況であろうと前を向いて戦っていかなければいけない」と熱いエールを送っている。

 前半8分、香川が一振りで試合の均衡を破った。右サイドFW久保裕也(ヘント)からの折り返しをペナルティーエリア内で受けた香川は、華麗なシュートフェイントで相手DFを翻弄してから冷静にゴール左へ蹴り込んだ。「上手くかわせて決められたのかなと」自画自賛の一発でチームを上昇気流に乗せた。

「個人的には結果は常に求められている中で出せてなかったので、この2連戦必ず(結果を)残さないといけない。そういう気持ちは常々ありました。攻撃の選手は常々そういう気持ちはあると思うんですけど。そういう意味ではホッとしているのが正直なところではあります」

 代表では昨年6月のブルガリア戦以来実に9ヶ月ぶりのゴールを決めた香川。ドルトムントでも昨年11月のUEFAチャンピオンズリーグのレギア・ワルシャワ戦で2得点したのを最後にゴールから遠ざかっていた。ゴールという目に見える結果を出すことで、呪縛から解き放たれた。

 

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