快勝スタートにも本田は苦言 「ミスを減らしていかないといけない」

「次の試合は先制点が非常に大事。非常に厳しい戦いが待っている」

 この日は実力差の大きなパレスチナの拙攻にも助けられたが、クオリティを上げなければ、連覇への道は開けないと感じている。この日は右ウイングで先発した本田だが、チームとしては左サイドで崩す展開が多く、自身も前半途中から左サイドに流れてのプレーとなった。

 右ひざの故障で今大会を欠場しているシャルケDF内田篤人の代わりに、右サイドバックでレギュラー起用されているDF酒井高徳(シュツットガルト)について、本田は「高徳との連携は以前にも言いましたけど、日に日に良くなっているというか、もっとごうとくの良さを引き出してあげれたらなと思います」と語った。オーバーラップを武器とする酒井の攻め上がるスペースを作るなど、今後の連携向上に大きな余地を残している。

 この日、アギーレ監督は3人の交代枠を使い切るなど、大量リードの展開でしっかりとテストした。

「早い段階での選手交代は、精神的に非常に楽になりますよね。試合運びが先手を取れるといいますか、みんなリラックスしてその後プレーできてたんじゃないかなと思います。そういう意味でも、次の試合は先制点が非常に大事になってくると思います。非常に厳しい戦いが待っていると思うんでね、慎重に入りたい」

 16日のイラク戦へ、本田は楽観的な様子を見せなかった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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