タイ戦前日会見、ハリルホジッチ日本代表監督「一問一答」全文

「一歩悪い歩みをすれば、3年の努力が無駄」

Q、チームを引き締めるためにどのようなことをしているのか?

「まず、選手にモチベーションが無ければ、疑問を持たなければいけない。ワールドカップの門が開いている状態だ。昨夜は私からメッセージを発したが、今日は対話形式だった。本当にこれは、名声、威厳のある戦いだ。今は、ワールドカップを手にするかどうかの戦いだ。UAE戦の後に気を緩めてしまったら、本当にプロしての失敗だと。チームがチームのための歴史を作っていくが、それは彼らが責任を持って作るものだ。もちろんスタッフとともにガイドするが、引き連れるための経験は私にはある。明日、先発するチームは、頭がすっきりした状態で最大限を出すと思う。このチャンスを絶対に手放してはいけない。

 埼玉が満員になることも分かっている。ダイナミックさを雰囲気的にも作ることができた。サポーターの皆さんが、それをさらに手助けしてくれると思う。このチャンスは絶対に失敗してはいけない。タイを過小評価してはいけない。クオリティーもある。全ての試合を見ているが、すごく良いプレーをしている。オーストラリアにも勝ちそうなところまで行った。サウジアラビア戦もUAE戦も素晴らしいプレーをしていた。本当に高いモチベーションでハードワークをしなければいけない」

Q、故障で離脱した大迫と今野に代わってプレーする選手は決まっているのか。UAE戦のテーマが経験なら、タイ戦はどんなテーマで臨むのか?

「大迫に代わる選手は用意しています。アウェーでの勝利は恐らく自信と経験をもたらした。アウェーで勝つと新たな義務が生まれる。この勝利で満足せず続けることが大切だ。明日また新たな勝利が生まれて、さらに重要な義務が生まれる。そうやってチームが成長し、ワールドカップへ準備する。私は3年ですが、ワールドカップは4年かけて準備しなければいけない。一歩悪い歩みをすれば、3年の努力が無駄になる。この将来あるチームを抱えているが、日本サッカー全体の将来も我々は抱えている。数年前に良くない結果で、去年、徐々に成功が始まったと言っていいと思う。今のところ、良い結果が生まれている。日本サッカーのショーウインドーであるA代表が良い結果を生めば、より美しくなると思っている。私が率いる3チーム目のチームとしてワールドカップに連れていきたい。今まで以上に、このプロジェクトにハードワークしたい。これを失敗するような愚かなことはしない」

 

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