ミランとインテルのミラノダービー アジア市場対策で異例の正午開催、イタリア国内で物議醸す

4月15日に開催のミラノダービーは12時30分キックオフ

 ACミランは4月15日にインテルとのミラノダービーを迎えるが、キックオフ時間が異例の昼12時30分キックオフとなる。イタリア国内ではあまりに早いキックオフ時間に物議を醸しているなか、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は「東アジアのマーケット対策」と説明。ミランの日本代表FW本田圭佑とインテルDF長友佑都がベンチを温めるなか、日本や中国などのアジア市場対策にイタリアの両名門が乗り出している。

 現地時間18日に控えるジェノア戦に向けた記者会見でモンテッラ監督は、5試合後のダービーマッチについての質問を寄せられた。セリエAのデーゲームは通常午後3時キックオフだが、異例の正午開催となる。

 「フットボールは近年様変わりした。我々のプロダクトを東方のマーケットに売らないということを考えることはできない。我々を知ってもらうチャンスなので、問題はない」と語った。

 ミランは中国の投資家集団「シノ・ヨーロッパグループ」が資金繰りに苦しみ、買収交渉から撤退報道もイタリアでは出始めている。本田と長友も監督の信頼を手にできず、ベンチ要員となるなか、名門復活の道のり遠いミラノの両クラブはチグハグなアジア市場対策に打って出る。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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