乱闘騒ぎの裏で…輝いた長身CBの“危機回避プレー”「えぐい」 相手サポは嘆き「勿体ない」

J2で150試合達成をしたンドカ・ボニフェイス【写真:徳原隆元】
J2で150試合達成をしたンドカ・ボニフェイス【写真:徳原隆元】

J2で150試合達成をしたンドカ

 横浜FCは8月10日、J2リーグ第26節でV・ファーレン長崎と対戦しスコアレスドローに終わった。試合終盤には両チームの選手・スタッフが入り乱れての乱闘騒ぎになったこの試合で、一際輝いたセンターバック(CB)の危機回避プレーには絶賛の声が上がっている。

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 ニッパツ三ツ沢球技場で行われた一戦は、ボール保持率もほぼ互角の勝負に。それでもホームの力も借りた横浜FCが18本のシュートを放つなど積極性を見せた。しかし両者ゴールネットを揺らすことができず0-0のまま試合は終了している。

 そんななか、長崎には前半アディショナルタイムに決定機のチャンスもあった。中盤でボールを奪い、前線へ抜け出したMFマテウス・ジェズスがGK市川暉記と1対1に。マテウス・ジェズスはボールをまたぐフェイントで市川を惑わし突破。ゴールに流し込もうとシュートを放ったが、懸命に戻ったDFンドカ・ボニフェイスがスライディングで間一髪の阻止をした。横浜FCを救うワンプレーだった。

 ンドカはこの日、J2通算150試合の記念すべきゲーム。日本体育大学から2018年より水戸ホーリーホックでプロ入り。21年より東京ヴェルディ、23年から横浜FCへ完全移籍していた。今シーズンはここまでJ2リーグ24試合に出場し2ゴールをマークしている。

 SNS上でもこのプレーに「このプレーがあったから、良い試合になった!」「よく止めた」「えぐい」と絶賛の声も。また決定機を逃した長崎側のサポーターは「決めてくれ〜!」「勿体ない」「勝ちたかったぁぁぁー」といった悔しい思いが溢れていた。

 ンドカの活躍もあり、無失点に抑えた横浜FC。しかし試合終盤、相手のスローインの際にFW髙橋利樹がボールをすぐに渡さない遅延行為を見せた。この行為から火が付き、両チームヒートアップ。ベンチ・スタッフも巻き込んだ乱闘騒動に発展。最終的に髙橋にはイエローカードが提示され、長崎の齋藤直幸コーチは一発レッドカードで退席となっている。横浜FCの中村俊輔コーチも熱く抗議する姿があり、こちらも話題を呼んでいた。

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