J2長崎、「2分間で2者連続退場」のハプニング ファウルと抗議で続けざま2枚目イエローカード

後半42分に長崎DF田上がファウル、同43分にDF田代が抗議で退場処分

 J2リーグ第3節の徳島ヴォルティス対V・ファーレン長崎戦で珍しい「2分間で2者連続退場劇」が起きた。試合終盤、劣勢の長崎から退場者が続き、試合は後半アディショナルタイムに追加点を奪ったホームの徳島が3-1で勝利している。

 問題の場面が発生したのは後半42分だった。前半41分にFW幸野志有人のゴールで長崎が先制するも、徳島はFW渡大生が後半12分と同16分に連続ゴール。徳島が2-1と逆転して迎えた後半42分、徳島のMF前川大河がドリブルでエリア内への突破を図ると、対応した長崎DF田上大地が倒してファウル。この日2枚目のイエローカードを提示された田上は退場処分となった。

 田上のファウルで徳島がセットプレーの準備を進めるなか、長崎DF田代真一が主審への抗議により二枚目のイエローカード。田代は驚きの表情を浮かべつつ、体全体でリアクションを取るも、結局判定は覆らず。長崎は後半42分、同43分と続けざまに2人が退場処分となる事態となった。

 試合は2人を欠く長崎が劣勢となり、後半アディショナルタイムに徳島のMF島屋八徳がダメ押しPKを決め、ホームの徳島が3-1と勝利。徳島のリカルド・ロドリゲス監督は「後半は非常に良かった。ボールをキープし、押し込んで奥深くまで攻めることができた。勝ち点3は相応しかったと思う」と評価した。

 一方、長崎の高木琢也監督は「途中まで良い流れではあったと思う。逆転負けは悔しいが気持ちを切り替えてやっていきたい」と語ったが、終盤の勝負どころで2人が連続退場した影響はあまりに大きく、反撃はならなかった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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