プレミア移籍浮上の岡崎、1月移籍も視野 「可能性は全然なくはない」

まずはアジア杯連覇に集中、その後、夢の舞台へと移籍か

 

 滝川二高時代からフィジカルコンタクトの苛烈なプレミアの世界に魅せられてきたという岡崎。個人トレーナーを付けてスピード向上に必死に取り組んできたのは、速さ、パワーというアスリート能力がなければプレミアのクラブから声がかからないことを知っていたからでもある。

 昨季マインツで15得点を挙げ、今季は前半戦だけで8ゴール。マインツは慰留の方針だが、イングランドから待望のオファーを引き出せるところまで岡崎は成長した。

「イギリスも行っていないとわからないところがある。ブンデスではいろいろ見れた部分もあるけど、上位のチームでライバル争いをしたわけではないから、いろんな選択肢が自分にはあると思う。年齢的には何をするにしても最後のチャンスかなとは思うんで、そういう部分ではすごく考えないとなという感じですね、自分の中では。

 移籍の時期もそんなに考える余裕はないし、アジア杯があるから。ただ、冬の移籍はもうないとか、遮断をするつもりはないですね。いつでも自分はチャレンジャーとしてやりたい気持ちがあるんで、自分の直感を信じて最後は決めることになるのかなと思います」

 現在、28歳の侍ストライカーは年齢的にステージを上げるラストチャンスと考えている。マインツの強化部も移籍金次第で岡崎を放出する考えを示している。1月の移籍市場でプレミア移籍の可能性をほのめかした岡崎はアジア杯連覇を手みやげに、夢舞台に乗り込むことになるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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