シャビ・アロンソが今季限りでの現役引退を表明 「ここに生きた。ここを愛した。美しい試合に別れを」

かつてリバプールやレアルでプレー、今季もバイエルンで中心選手として活躍

 バイエルン・ミュンヘンの元スペイン代表MFシャビ・アロンソが、自身のツイッターを更新して正式に今季限りでの引退を表明した。

 名プレーメーカーとして知られたスペイン人MFは、手にスパイクを持ち、グラウンドを背景に顔をこちらに向け、背中を向けた状態で手を挙げる写真をモノクロ化して投稿。「ここに生きた。ここを愛した。美しい試合に別れを」というメッセージで引退を宣言した。

 1981年生まれで35歳と日本風に言えば“年男”のアロンソは、下部組織から育ったレアル・ソシエダで頭角を現し、2004年にはイングランド・プレミアリーグの強豪リバプールへ移籍。移籍初年度のUEFAチャンピオンズリーグ決勝では、ACミラン相手に“イスタンブールの奇跡”と呼ばれる大逆転劇を演じ、欧州トッププレーヤーの仲間入りを果たした。

 その後はレアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンといった世界的な名門を渡り歩き、その間には2010年南アフリカ・ワールドカップでスペイン代表の初優勝と、12年欧州選手権でスペインの連覇に中心選手として大きく貢献。14年のブラジルワールドカップ後に代表引退を表明していた。

 今季のバイエルンでも中心選手として活躍している。稀代のプレーメーカーは、ブンデスリーガと8強に進出しているCL優勝のタイトルを現役最後の勲章として勝ち取ることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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