独ブンデス25歳日本人の株高騰…英プレミアへ「40倍以上の値段で売却可能」と海外注目
シュツットガルト伊藤洋輝の去就動向が過熱、英トッテナムから関心と噂も
ドイツ1部シュツットガルトに所属する日本代表DF伊藤洋輝は、イングランド1部トッテナムからの関心が報じられている。これまで他クラブからのオファーを断ってきた伊藤だが、ドイツ専門誌「キッカー」は「伊藤はどれだけ長く誘惑に耐えられるか」と特集を組んでいる。
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今シーズン、シュツットガルトは無敗優勝を飾ったレバークーゼンに次ぐ2位でシーズンを終えた。25歳の伊藤は左サイドバックやセンターバックとして活躍し、評価を高めている。冬の移籍市場ではポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、ドイツ代表FWサディオ・マネを擁するサウジアラビア1部アル・ナスルからオファーを受け、さらに元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノを擁するアル・アハリも、伊藤の獲得に乗り出していると報じられてきた。
シュツットガルトと伊藤の契約は2027年6月末までだが、3000万ユーロ(約50億円)の契約解除条項があり、サウジの2クラブはこれを支払う準備があるという。しかし、伊藤は欧州でキャリアを続けたい意向から、これを断ったとされている。しかし、今回、伊藤に関心を示しているとされるのはトッテナムである。
シュツットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督は、伊藤について「ヒロは、とても、とても良い成長を見せ、良いプレーをしてくれた。彼はダイナミックで、技術的にも優れたセンターバックであり、スピード、守備のクオリティー、高さ、力強いヘディングを持ち合わせている。ヒロは非常に興味深く、質の高い選手で、我々にとっても重要な役割を担っている」と、伊藤を絶賛しており、重要な戦力として見ている。
記事では「伊藤が離脱することになれば、競技の面では大きな損失になるが、同時に金銭面では莫大な利益をもたらす。2022年夏に左サイドバックはジュビロ磐田から10万ユーロ(約1700万円)のレンタル移籍金で加入し、1年後には60万ユーロ(約1億100万円)を上乗せして完全移籍で契約した。伊藤が望みさえすれば、現在はその40倍以上の値段で売却可能だ」と、放出した場合もクラブにメリットがあるとしている。
シュツットガルトにとどまれば、来季はUEFAチャンピオンズリーグを戦えるが、トッテナムではUEFAヨーロッパリーグに出場することになる。その一方で、ブンデスリーガからプレミアリーグに戦いの場を移すこともできる。昨季は日本代表MF遠藤航がリバプール行きを決断したが、伊藤はどのような選択をするだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)